サムスン電子の一部スマホで指紋認証の不具合、ソフト更新を実施へ
- 2019年10月19日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は一部のスマートフォンにおいて指紋認証の不具合が発生していることを明らかにした。
一部のメディアがSamsung Galaxy S10シリーズのスマートフォンにサードパティの保護フィルムを装着すると、登録されていない指紋でも指紋認証によるロック解除が行えると報じた。
また、登録されていない指紋のみならず、サツマイモでロック解除できる事例も報告されていた。
一連の報道を受けてSamsung Electronicsが公式声明を発表しており、指紋認証に不具合が存在することを正式に認めるとともに、顧客への謝罪を掲載している。
一部の保護フィルムの突起パターンが誤って指紋として認識されることが原因の模様である。
ソフトウェアのアップデートによって指紋認証の不具合を解消する予定で、ソフトウェアのアップデートが配信されるまでは不具合を引き起こす可能性がある保護フィルムを使用しないよう求めている。
ソフトウェアのアップデートを配信する具体的な日程までは案内していないが、2019年10月20日に始まる週の初めにソフトウェアの配信を開始する予定という。
対象機種はSamsung Galaxy S10、Samsung Galaxy S10+、Samsung Galaxy S10 5G、Samsung Galaxy Note10、Samsung Galaxy Note10+である。
いずれも指紋認証としてディスプレイ一体型の3D超音波指紋認証センサを採用する。
少なくとも韓国で指紋認証の不具合が確認されており、韓国向けにソフトウェアのアップデートを案内しているが、韓国向けの型番にはそれぞれKOO、SKC、KTC、LUCの製品コードが存在し、同一の型番でも製品コードによってソフトウェアのアップデートを提供するタイミングに差が生じる可能性もある。
また、韓国のShinhan Bank (新韓銀行)など一部の銀行は指紋認証の不具合が解消されるまで、認証方式に指紋認証を設定している場合は指紋認証の設定を無効化するよう求めている。
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