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香港で5G向け4.5GHz帯の周波数オークションが完了、2社が取得



香港特別行政区の政府機関で電気通信分野の規制を司る通訊事務管理局(Communications Authority)は第5世代移動通信システム(5G)向けの4.9GHz帯の周波数オークションが完了したと発表した。

5G向け周波数としてはミリ波(mmWave)の26GHz帯および28GHz帯をすでに行政割当で割当したが、サブ6GHz帯の3.3GHz帯、3.5GHz帯、4.9GHz帯はそれぞれ個別に周波数オークションで割当を行う。

3.5GHz帯、4.9GHz帯、3.3GHz帯の順に実施することが決定しており、4.9GHz帯まで終了したことになる。

当初、4.9GHz帯はChina Mobile Hong Kong (中國移動香港:CMHK)、Hong Kong Telecommunications (HKT)、Hutchison Telephone (和記電話)、SmarTone Mobile Communications (數碼通電訊)の4社が参加を申請していた。

通訊事務管理局は適格審査を経て4社の参加を承認したことから、一時は4社の参加が決まったが、Hutchison TelephoneおよびSmarTone Mobile Communicationsが辞退したため、参加はChina Mobile Hong KongおよびHong Kong Telecommunications (HKT)の2社となった。

4.9GHz帯は対象の周波数範囲が4840.0~4920.0 MHzの80MHz幅で、1ブロックあたり40MHz幅の2ブロックを用意するが、1社あたりの取得できるブロック数の上限が1ブロックまでと条件で規定されていたため、開始前から2社で40MHz幅ずつ分け合うことが確定していた。

China Mobile Hong Kongが4840.0~4880.0 MHzの40MHz幅、Hong Kong Telecommunications (HKT)が4880.0~4920.0 MHzの40MHz幅、それぞれ1億2,000万香港ドルで取得した。

4.9GHz帯の有効期間は2019年12月から15年間となっている。

なお、香港特別行政区では周波数範囲の都合から4.9GHz帯と呼称しているが、世界的には4.5GHz帯と呼ばれている周波数である。

5GとしてNR方式を導入する場合、NR Bandはn79となる。

通訊事務管理局弁公室

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