サムスン電子、カナダのVideotronに5G通信設備を供給へ
- 2019年12月24日
- 海外携帯電話
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)はカナダの移動体通信事業者(MNO)であるVideotronに対して第5世代移動通信システム(5G)および第4世代移動通信システム(4G)に対応した通信設備を供給すると発表した。
Samsung ElectronicsはVideotronと5Gおよび4Gに対応した通信設備の供給契約を締結したと明らかにしている。
4Gの通信設備はVideotronが運用する複数の周波数に対応しており、VideotronはSamsung Electronicsから調達した通信設備を使用してLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)を導入できる。
なお、VideotronはSamsung Electronicsから調達した4Gの通信設備を2020年上半期よりカナダの首都・オタワおよびケベック州に設置する計画である。
また、Videotronは2020年下半期に5Gを商用化する見込みで、Samsung ElectronicsはVideotronの5Gの商用化に向けて3.5GHz帯や28GHz帯の5Gに対応した通信設備を供給する方針という。
これまで、Samsung Electronicsはカナダの移動体通信事業者に対して通信設備を供給した実績はなかった。
しかし、Videotronに対して5Gおよび4Gの通信設備の供給が決定したため、Samsung Electronicsとしては初めてカナダ向けに通信設備を供給することになる。
Samsung Electronicsは韓国や米国などで5Gの通信設備を供給して5Gの商用化を支援した経験があり、カナダでも先進的な通信技術の導入の加速および普及に貢献し、さらにグローバルでも通信機器のベンダとして存在感を拡大していく計画と表明している。
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