i-dio放送を3月31日に終了

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Japan Multimedia Broadcasting (ジャパンマルチメディア放送)などはi-dioの放送を2020年3月31日に終了すると発表した。

i-dioは停波した地上アナログテレビ放送のVHF-Low帯を使用した放送サービスである。

2016年3月1日の12時より放送を開始しており、当初は東京都、大阪府、福岡県が放送対象エリアとなっていた。

2016年7月1日には愛知県名古屋市、2016年7月8日には神奈川県湘南および西部、2016年10月14日には静岡県中部、2017年3月17日には静岡県西部、2017年7月10日には兵庫県西部、2017年10月10日には東京都西部、2018年5月1日には宮城県および福島県、2018年6月26日には広島県、2019年4月1日には北海道にも放送拡大していた。

i-dioに対応したSIMロックフリーのスマートフォンやチューナーも発売されたが、放送開始から約4年の2020年3月31日をもって放送を終了する。

なお、i-dioの放送波を使用して自治体が住民に災害情報などを伝達するV-ALERT by i-dioを福島県喜多方市、静岡県焼津市、兵庫県加古川市に提供しているが、V-ALERT by i-dioに関しては2020年4月1日以降も継続する予定という。

Japan Multimedia Broadcastingはi-dioの事業の統括会社で、2017年6月30日に社名をBICからJapan Multimedia Broadcastingに変更した。

i-dioの基幹放送局提供事業者はVIP、認定基幹放送事業者は北海道地区と東北地区がKitanihon Multimedia Broadcasting (北日本マルチメディア放送)、関東・甲信越地区がTokyo Multimedia Broadcasting (東京マルチメディア放送)、東海・北陸地区がNakanihon Multimedia Broadcasting (中日本マルチメディア放送)、近畿地区がOsaka Multimedia Broadcasting (大阪マルチメディア放送)、中国・四国地区がChugoku-Shikoku Multimedia Broadcasting (中国・四国マルチメディア放送)、九州・沖縄地区がKyusyu-Okinawa Multimedia Broadcasting (九州・沖縄マルチメディア放送)である。

Japan Multimedia BroadcastingはTOKYO FM Broadcasting (エフエム東京)が中心となり立ち上げたが、2019年3月期の決算発表ではTOKYO FM Broadcastingがi-dioから撤退する意向を発表し、i-dioの事業は巨額の損失を出していることが明らかにされた。

i-dioの事業は厳しい状況が続き、放送の終了を余儀なくされたと思われる。

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