富山県、5G基地局設置に関する窓口を創設

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富山県は第5世代移動通信システム(5G)基地局の設置に関するワンストップ窓口を創設すると発表した。

日本で2020年に商用化される5Gサービスの早期展開を促進する目的で、富山県は県有の建物および土地に5G基地局の設置を認め、富山県の情報政策課内にワンストップ窓口を設置する。

また、富山県の公式ウェブサイトを通じて県有の建物および土地に関する情報を順次公開する予定である。

通信事業者など5G基地局を設置する業者からの建物や土地の詳細情報に関する照会をワンストップ窓口で受け付け、情報政策課が所轄する各施設管理者に照会を実施および照会に関する回答を受け、各施設管理者の回答を業者に回答するなど、業者と各施設管理者を仲介する役割を果たす。

1業者あたりの照会件数の上限は1ヶ月につき30件までとなる。

第1回目の照会は2020年1月8日から2020年1月31日までとし、それ以降は毎月末までの照会分をまとめて各施設管理者に照会するという。

詳細情報として提供できる項目は耐震基準、電源、光ファイバ、平面図、保守条件(入局制限)、移転予定の有無となり、これら以外の項目は現地調査で各施設管理者が対応する。

なお、富山県の県有の建物および土地の件数は総合政策局、観光・交通振興局、経営管理部、生活環境文化部、厚生部、商工労働部、農林水産部、土木部、教育委員会、警察本部が所管する建物が1,212件、土地が736件、件リハビリテーション病院こども支援センターが所轄する建物が2件、県立中央病院が所轄する建物が27件、企業局が所轄する建物が129件、土地が774件、すべての合計で2,144件となる。

富山県は県有の建物および土地に5G基地局の設置を認めるが、すべての建物や土地に5G基地局を設置できるとは限らず、5G基地局の設置は現地調査などの調整を経て最終的には所轄する各施設管理者が最終的な設置の可否の判断を行う。

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