ノルウェーのTelenorが5G通信機器ベンダの選定を完了、ファーウェイは採用せず
- 2020年02月11日
- 海外携帯電話
ノルウェーのTelenorの完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるTelenor Norgeは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式の導入に関して通信機器ベンダの選定を完了したと発表した。
Telenor Norgeは5Gの無線アクセスネットワーク(RAN)の構築および近代化を行うにあたり、通信機器ベンダとしてスウェーデンのEricssonを選定したという。
これにより、TelenorはEricssonの通信機器を使用して5Gの無線アクセスネットワークを整備することが決まった。
Telenor Norgeは5Gをこれからの10年間で最も社会を変革する技術のひとつと位置付けている。
将来のモバイルネットワークに対するTelenor Norgeの要求条件を実現するために、主要な通信機器ベンダの能力を徹底的に評価してきたという。
技術的な品質、ネットワークを革新および近代化する能力、商業的条件などの重要な要素の検討、広範なセキュリティ評価などを実施し、包括的かつ総合的な評価に基づいてEricssonを採用することに決定したと説明している。
Telenor Norgeは第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式では中国のHuawei Technologies (華為技術)の通信機器を使用して無線アクセスネットワークを整備してきたが、5GではHuawei Technologiesの通信機器を採用しない。
Huawei Technologiesの通信機器を使用して整備した4Gの無線アクセスネットワークは維持し、ノルウェー国内の選択した地域でEricssonの通信機器に置き換えて5Gにアップグレードする計画である。
無線アクセスネットワークの近代化には4~5年を要すると見込んでいるという。
なお、Telenor Norgeは5Gのコアネットワークの整備に関してはEricssonおよびフィンランドのNokiaと契約しており、EricssonおよびNokiaと協力してコアネットワークのアップグレードを進める計画である。
無線アクセスネットワークおよびコアネットワークを含めた完全なモバイルネットワークはTelenor Norgeが設計、運用、管理することを明確化している。
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