サウジアラビアのstc、エジプトのVodafone Egyptの買収を計画か
- 2020年01月28日
- 海外携帯電話
サウジアラビアのSaudi Telecom Companyはエジプトの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone Egypt Telecommunicationsの買収を計画していることがエジプトメディアの報道で分かった。
Vodafone Egypt Telecommunicationsは英国のVodafone Groupの子会社で、Vodafone Egypt Telecommunicationsに対する持分比率はVodafone Groupが55.0%、エジプトのTelecom Egyptが44.95%となっている。
Saudi Telecom CompanyはVodafone Groupが保有するVodafone Egypt Telecommunicationsの持分の全部を取得することでVodafone Groupと協議を開始したという。
その他の詳細に関しては伝えられていない。
これまでより、Saudi Telecom CompanyはVodafone Egypt Telecommunicationsに関心を示しており、2013年頃にはTelecom Egyptが保有するVodafone Egypt Telecommunicationsの持分を取得してエジプトに参入することを検討していた。
また、2017年にTelecom Egyptがエジプトで第4の移動体通信事業者として新規参入する前にはSaudi Telecom Companyが第4の移動体通信事業者として参入することも視野に入れていた。
2013年と2017年にはエジプトへの参入は実現しなかったが、Saudi Telecom Companyは引き続きエジプトに対する関心を持っている模様である。
Saudi Telecom Companyは2019年12月にブランドをSTCからstcに刷新し、Saudi Telecom Companyの子会社でクウェートのKuwait Telecommunications Companyおよびバーレーンのstc BahrainのブランドをVIVAからstcに統一した。
stcとして国際展開を強化する方針を示したところで、アフリカまたは中東地域で事業を拡大して存在感を高めるために、アフリカや中東地域の主要国のひとつと言えるエジプトへの参入を再び模索している可能性がある。
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