フィランドのDNA、5Gサービスを商用化
- 2020年01月28日
- 海外携帯電話
ノルウェーのTelenorの子会社でフィンランドの移動体通信事業者(MNO)であるDNAは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2020年1月28日より5Gサービスの提供を開始している。
携帯通信用途と固定通信用途で5Gサービスを提供する。
5Gサービスに対応した料金プランはすべてポストペイドとなる。
個人顧客向けには携帯通信用途と固定通信用途で2種類ずつの料金プランを用意している。
携帯通信用途ではDNA Rajaton 5G 1000MとDNA Rajaton 5G 400Mの2種類で、月間データ通信容量はいずれも無制限で、音声通話やSMSも含まれる。
それぞれ通信速度が下り最大1Gbpsで月額料金が49.90ユーロ(約6,000円)、通信速度が下り最大400Mbpsで通常の月額料金が36.90ユーロ(約4,400円)、最初の12ヶ月間は34.90ユーロ(約4,200円)となっている。
固定通信用途ではDNA Liikkuva 5G 1000MとDNA Liikkuva 5G 400Mの2種類で、月間データ通信容量はいずれも無制限である。
それぞれ通信速度が下り最大1Gbpsで月額料金が44.90ユーロ(約5,400円)、通信速度が下り最大400Mbpsで通常の月額料金が34.90ユーロ、最初の12ヶ月間は31.90ユーロ(約3,800円)となる。
個人顧客向けのプランのほかに法人顧客向けのプランも用意している。
5Gサービスに対応した料金プランの加入は受け付けているが、5Gサービスに対応した端末は固定通信用途のみ用意しているため、5Gサービスを商用化した段階では固定通信用途のみ5Gサービスを利用できる。
固定通信用途では中国のHuawei Technologies (華為技術)製の据置型無線LANルータであるDNA Kotimokkula 5G WiFi H112を取り扱う。
携帯通信用途ではDNAが5Gサービスに対応した端末を発売後に購入すれば5Gサービスを使えるようになる。
なお、携帯通信用途では韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)が2020年2月11日に発表するスマートフォンがDNAの5Gサービスに対応し、DNAで取り扱うことが決まっている。
5Gサービスを商用化した段階で5Gサービスの提供エリアは首都・ヘルシンキ、バンター、タンペレ、トゥルク、ヒュビンカーとなる。
2020年上半期中にさらに5Gサービスの提供エリアを拡大する計画である。
5Gの通信方式はNR方式を導入しており、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。
周波数は3.5GHz帯で、NR Bandはn78を採用している。
DNAは5G向け周波数として3670~3800MHzの130MHz幅を保有することが分かっている。
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