豊橋ケーブルネットワーク、TD-LTE互換の地域BWA高度化方式の免許取得
- 2020年02月19日
- Regional BWA
愛知県のToyohashi Cable Network (豊橋ケーブルネットワーク)は地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が電波利用ホームページに掲載した無線局免許状等情報から判明している。
Toyohashi Cable Networkは2020年2月4日付けで地域BWAの高度化方式の無線局免許を取得したことが確認できる。
無線局免許は1局で、送受信所は愛知県豊橋市となっている。
制御所は大阪府大阪市西区であるため、兵庫県のHanshin Cable Engineering (阪神ケーブルエンジニアリング)のコア設備に接続することが分かる。
なお、Hanshin Cable Engineeringは兵庫県に本社を置くが、コア設備は電波利用ホームページに記載の通り大阪府大阪市西区に設置している。
地域BWAは制度改正により従来のWiMAX方式と比べて高速な通信速度などを実現する地域BWAの高度化方式の導入が可能となった。
地域BWAの高度化方式としてはLTE (TDD)方式と高い互換性を確保したAXGP方式またはWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)の運用が認められている。
周波数は2.5GHz帯を使用するため、事実上のLTE (TDD)方式のBand 41となっている。
Toyohashi Cable NetworkはHanshin Cable Engineeringのコア設備に接続するため、Hanshin Cable Engineeringと同様にAXGP方式を採用すると考えられる。
通信速度は下り最大220Mbps/上り最大10Mbpsとなる見込み。
Toyohashi Cable Networkは豊橋市に本社を置く企業で、豊橋市のほか愛知県田原市および愛知県新城市も営業区域としている。
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