ミリ波の5Gに対応したSony Xperia PROの開発を発表、通信解析機能を搭載

Sonyの完全子会社であるSony Mobile Communicationsはスマートフォン「Sony Xperia PRO (ソニーエクスペリアプロ)」の開発を発表した。

Sony Mobile Communicationsが展開するXperiaシリーズのハイスペックなスマートフォンである。

プロフェッショナル向けソリューションに対応するほか、第5世代移動通信システム(5G)の周波数はサブ6GHz帯のFR1に加えてミリ波(mmWave)のFR2に対応することも多くな特徴となる。

Sonyの独自の4方向に配置したアンテナ技術と低誘電率素材を採用することで、通信の安定性の保持が困難な5GのFR2において、360度全方位の通信の受信感度を高めて超高速なデータ通信を実現するという。

また、5GのFR2の接続している方向や通信のデータ通信速度をディスプレイ上に表示する独自の通信解析機能も搭載する。

通信状況を視覚化して確認を可能とすることで、映像制作などのプロフェッショナルのワークフローを支援すると説明している。

独自の熱を拡散する構造を採用しているため、通信環境を最適に保持して長時間の使用も可能となる。

HDMI接続にも対応しており、レンズ交換式デジタル一眼カメラやプロフェッショナル向けカムコーダーなどのモニタとして利用しながら各種データの伝送も行える。

なお、ディスプレイやカメラなどに関しては、Sony Mobile Communicationsが2020年上半期のフラッグシップのスマートフォンとして展開するSony Xperia 1 IIと同等のディスプレイやカメラ機能などを備えるという。

開発の発表のため、詳細なスペックや発売時期などは公表されていない。

発売時期が迫れば詳細な情報も公開すると思われる。

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