国際版のSony Xperia 1 II、5G NRのn77はアップデートで対応へ
- 2020年02月24日
- Android関連
Sonyの完全子会社であるSony Mobile Communicationsが発表したスマートフォン「Sony Xperia 1 II」の国際版はNR方式のn77はソフトウェアのアップデートで対応することが分かった。
Sony Xperia 1 IIはSony Mobile Communicationsが2020年上半期のフラッグシップとして展開するハイスペックなスマートフォンである。
Sony Mobile Communications製のスマートフォンとしては初めて第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応する。
NR方式の周波数はNR Bandとして標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で定義されており、国際版のSony Xperia 1 IIが対応するNR BandはFDDが2.1GHz帯のn1、1.8GHz帯のn3、700MHz帯のn28、TDDが3.7GHz帯のn77および3.5GHz帯のn78となる。
いずれのNR Bandもサブ6GHz帯のFR1で、ミリ波(mmWave)のFR2は利用できない。
ただ、n77はソフトウェアのアップデートを通じて対応する予定で、ソフトウェアのアップデートを配信する時期などは市場や販売元によって異なるという。
グローバルではすでに多くの移動体通信事業者(MNO)がNR方式に準拠した5Gサービスを商用化したが、これまでに5Gサービスを商用化した大半の移動体通信事業者が採用するNR Bandがn78で、n77で商用化した移動体通信事業者はない。
そのため、発売当初はn78のみに対応すれば一部の移動体通信事業者を除いて大きな問題はないと思われる。
なお、n77はn78を内包しているが、n77とn78は異なるNR Bandである。
n77の採用が確定済みの移動体通信事業者としてはauを展開するKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)、SoftBank、Rakuten Mobile (楽天モバイル)などが存在する。
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