ルーマニアのOrange Romaniaが5Gローミングを提供開始
- 2020年02月27日
- 海外携帯電話
フランスのOrangeの子会社でルーマニアの移動体通信事業者(MNO)であるOrange Romaniaは国際ローミングで第5世代移動通信システム(5G)を提供すると発表した。
2020年2月25日よりアラブ首長国連邦(UAE)において国際ローミングで5Gサービスを利用できる。
対象の移動体通信事業者はEtisalatのブランド名で展開するEmirates Telecommunications Corporationである。
Orange Romaniaは2019年11月5日に5Gサービスを商用化しており、Orange Romaniaが提供する5Gサービス向けの料金プランに加入したうえで、5Gサービスに対応したスマートフォンを使用している場合に限り、アラブ首長国連邦において国際ローミングで5Gの高速なデータ通信を使えるようになる。
Emirates Telecommunications Corporationとの協力を通じて5Gの国際ローミングを実現したという。
なお、Orange RomaniaおよびEmirates Telecommunications Corporationはいずれも5Gの通信方式としてNR方式を導入しており、周波数はいずれも3.5GHz帯を使用し、NR Bandもn78で共通となっている。
ルーマニアの移動体通信事業者としてはVodafone RomaniaおよびRCS & RDSに次いでOrange Romaniaが3番目に5Gサービスを商用化したが、5Gの国際ローミングはOrange Romaniaが初めて提供を開始した。
また、OrangeはOrange Romaniaを含めた複数の子会社や関連会社を通じて世界各地で移動体通信事業を展開するが、Orangeのグループで5Gの国際ローミングを提供する移動体通信事業者もOrange Romaniaが初めてとなった。
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