香港版Samsung Galaxy S20シリーズの対応周波数を公開、5G NRはn79にも対応

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韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)の香港特別行政区法人であるSamsung Electronics Hong Kong (三星電子香港)はスマートフォン「Samsung Galaxy S20」、「Samsung Galaxy S20+」、「Samsung Galaxy S20 Ultra」を香港特別行政区で発売すると明らかにした。

香港特別行政区向けに詳細なスペックが公開されており、香港特別行政区向けのSamsung Galaxy S20、Samsung Galaxy S20+、Samsung Galaxy S20 Ultraの通信方式および対応周波数が判明している。

通信方式はSamsung Galaxy S20、Samsung Galaxy S20+、Samsung Galaxy S20 Ultraいずれも共通で、NR (FDD) 2100(n1) MHz, NR (TDD) 4500(n79)/3500(n78) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/1900(B2/B25)/ 1800(B3)/1700(B4)/900(B8)/ 850(B5)/800(B18/B19/B20/B26)/ 700(B12/B13/B28) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41)/ 2300(B40)/2000(B34)/1900(B39) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/900(VIII)/850(V) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応する。

香港特別行政区では第5世代移動通信システム(5G)向けに3.5GHz帯、4.5GHz帯、28GHz帯の割当が実施されており、5Gの通信方式としてNR方式の導入が決まっている。

NR Bandは3.5GHz帯がFR1のn78、4.5GHz帯がFR1のn79、28GHz帯がFR2のn257となるが、このうちn78とn79には対応するが、n257には非対応である。

第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式はLTE DL Category 19およびLTE UL Category 18に対応し、LTE方式では通信速度が下り最大1.6Gbps/上り最大200Mbpsとなる。

なお、香港特別行政区の移動体通信事業者(MNO)であるChina Mobile Hong Kong (中國移動香港)はNR方式の利用にはソフトウェアのアップデートが必要と案内しており、香港特別行政区のほかの移動体通信事業者も同様と思われる。

香港特別行政区向けのSamsung Galaxy S20、Samsung Galaxy S20+、Samsung Galaxy S20 Ultraは中国本土向けと型番が共通であるが、香港特別行政区向けと中国本土向けではNR Bandが異なる可能性が生じている。

中国本土向けはNR (TDD) 2500(n41) MHzにも対応するが、香港特別行政区向けは非対応となる模様で、ソフトウェアの制御によって対応するNR Bandを変更している可能性が考えられる。

香港特別行政区では2020年3月20日に発売する予定である。

Samsung Galaxy S20とSamsung Galaxy S20+はシステムメモリの容量が12GBで内蔵ストレージの容量が128GBのモデルのみを用意し、Samsung Galaxy S20 Ultraはシステムメモリの容量が12GBで内蔵ストレージの容量が256GBのモデル(以下、12GB＋256GBモデル)と、システムメモリの容量が16GBで内蔵ストレージの容量が512GBのモデル(以下、16GB＋512GBモデル)が用意される。

価格はSamsung Galaxy S20が6,998香港ドル(約95,000円)、Samsung Galaxy S20+が7,998香港ドル(約108,000円)、Samsung Galaxy S20 Ultraの12GB＋256GBモデルが9,998香港ドル(約135,000円)、16GB＋512GBモデルが10,998香港ドル(約149,000円)に設定されている。

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