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KDDIと沖縄セルラー電話、au 5Gを開始



auを展開するKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)はau 5Gを商用化した。

au 5Gは標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスである。

auの携帯電話サービスにおいて大安の2020年3月26日よりau 5Gを提供している。

KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)より地域ごとに連携する1の者としてNR方式の周波数の割当を受けており、サブ6GHz帯では3.7GHz帯の隣接しない100MHz幅と100MHz幅、ミリ波(mmWave)では28GHz帯の400MHz幅を使用できる。

沖縄県以外ではKDDI、沖縄県ではOkinawa Cellular Telephoneが整備を行う。

3GPPではNR方式の周波数がNR Bandとして定義されており、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが導入するNR Bandは3.7GHz帯の低い100MHz幅がFR1のn78、高い100MHz幅がFR1のn77、28GHz帯がFR2のn257となるが、まずはn78のみを使用する。

NR方式にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成と、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成が規定されている。

まずはNSA構成を導入することから、LTE方式とNR方式のデュアルコネクティビティ(E-UTRA-NR Dual Connectivity:EN-DC)を実装してLTE方式とNR方式で同時通信を行う。

au 5Gの通信速度はEN-DCを適用して同時通信を行う場合の数値が公表されており、NR方式がn78で下り最大2.8Gbps/上り最大183Mbps、2020年夏以降に提供を開始するソフトウェアのアップデートを適用すると下り最大3.4Gbps/上り最大183Mbpsとなる。

n257に対応した機種は一部の機種に限定されるが、2020年夏以降に提供を開始するソフトウェアのアップデートを適用するとn257では下り最大4.1Gbps/上り最大480Mbpsに達する。

au 5Gの商用化に伴い2020年3月25日よりau 5Gに対応した機種を順次発売しており、最初の機種は韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のスマートフォン「Galaxy S20 5G SCG01」である。

なお、KDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneはLTE方式に準拠した4G LTEを2020年9月21日に導入しており、約7年半ぶりに新世代の通信方式を商用化した。

au

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