シンガポールのSingtelが2020会計年度Q3の業績を発表
- 2020年03月26日
- 海外携帯電話
シンガポールのSingapore Telecommunications (新加坡電信:Singtel/新電信)は2020会計年度第3四半期の業績を発表した。
2019年12月31日に終了した9ヶ月間となる2020会計年度第3四半期の連結売上高は前年同期比3.0%減の126億4,300万シンガポールドル(約9,988億円)、EBITDAは前年同期比0.5%減の35億900万シンガポールドル(約2,772億円)、当期純損益は前年同期比78.5%減で5億シンガポールドル(約395億円)となった。
前年同期比で減収減益を記録したことになる。
シンガポール国内の移動体通信分野による売上高は前年同期比3.0%減の18億3,000万シンガポールドル(約1,446億円)である。
連結売上高のうちシンガポール国内の移動体通信分野は14.5%を占めている。
サブブランドの展開や移動体通信事業者(MNO)や仮想移動体通信事業者(MVNO)の新規参入などが関連して競争が激化しているという。
なお、シンガポール国内の移動体通信事業はSingapore Telecommunicationsの完全子会社であるSingtel Mobile Singaporeが手掛ける。
2019年12月31日時点の事業データも公開されている。
シンガポール国内の移動体通信サービスの加入件数はポストペイド契約が267万3,000件、プリペイド契約が149万2,000件、合計が426万5,000件となり、移動体通信サービスの加入件数は増加傾向である。
また、シンガポール国内では加入件数ベースの占有率が49.9%となった。
シンガポールにはSingtel Mobile Singaporeを含めて3社の移動体通信事業者が存在し、1社の新規参入も決定しているが、ほぼ半数をSingtel Mobile Singaporeが占める状況となっている。
移動体通信サービスの加入件数のうち、ポストペイド契約の比率は62.7%、プリペイド契約の比率は37.3%である。
2019年12月31日に終了した3ヶ月間に限定したシンガポールドル(SGD)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が39シンガポールドル(約3,081円)、プリペイド契約が16シンガポールドル(約1,264円)、合計が30シンガポールドル(約2,370円)となった。
Singapore Telecommunicationsはシンガポールのほかに複数の国で移動体通信事業者を手掛けており、豪州では完全子会社のSingtel Optusの完全子会社であるOptus Mobileが移動体通信事業を展開している。
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