日本向けにXiaomi Mi Note 10の廉価版を投入へ、M2002F4LGが技適通過

中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のLTE/W-CDMA/GSM端末「M2002F4LG」が2020年3月24日付けでオランダのTELEFICATIONの認証を通過した。

電波法に基づく工事設計認証の工事設計認証番号は201-190821、電気通信事業法に基づく設計認証の設計認証番号はADF 19 0195 201。

特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(以下、技適マーク)に併記される電波法に基づく工事設計認証の工事設計認証番号および電気通信事業法に基づく設計認証の設計認証番号が付されており、TELEFICATIONを通じて技適マークを取得したと分かる。

また、電気通信事業法に基づく設計認証の設計認証番号はADFから始まるため、日本国内ではLTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)を利用できる。

M2002F4LGは未発表端末の型番である。

Xiaomi Mi Note 10の型番であるM1910F4Gと共通の電波法に基づく工事設計認証の工事設計認証番号および電気通信事業法に基づく設計認証の設計認証番号が付されているため、Xiaomi Mi Note 10と電気的に共通と考えられる。

また、M2002F4LGはすでに米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission：以下、FCC)の認証も通過しており、FCCでもXiaomi Mi Note 10と電気的に共通との記載を確認できる。

FCCではXiaomi Mi Note 10からの主な変更点も公表されており、リアのカメラは約6400万画素、2個の約800万画素、約500万画素、約200万画素の構成のペンタカメラとなるほか、レーザーフォーカスの機能が削除される。

M2002F4LGはXiaomi Mi Note 10よりカメラの性能が抑えられているため、Xiaomi Mi Note 10の廉価版となる可能性が高い。

ほかにOSのバージョンは発売時からAndroid 10となり、LTE (TDD)方式の2.5GHz帯(Band 41)にも対応するという。

技適マークを取得したことから日本でも発売される見込みで、製品名はXiaomi Mi Note 10 Liteになるとの情報も出ているが、確定したことではない。

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