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南アフリカのVodacomが5Gサービスを開始、アフリカ初のモバイル向け5Gに



南アフリカの移動体通信事業者(MNO)であるVodacomは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2020年5月4日より第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。

まずは行政首都・プレトリア、立法首都・ケープタウン、最大都市・ヨハネスブルグの20ヶ所で5Gサービスを提供しており、5Gサービスの提供エリアは順次拡大する計画という。

20ヶ所のうち18ヶ所はプレトリアおよびヨハネスブルグを擁するハウテン州、2ヶ所がケープタウンとなる。

携帯通信用途と固定通信用途の両方で5Gサービスを提供しており、5Gサービスに対応した端末は携帯通信用途でスマートフォン、固定通信用途で据置型無線LANルータを用意する。

スマートフォンは1機種、据置型無線LANルータは2機種を用意し、スマートフォンは韓国のLG Electronics製のLG V50 ThinQ 5G、据置型無線LANルータは中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI 5G CPE ProおよびフィンランドのNokia Solutions and Networks製のNokia FastMile 5G Gatewayを取り扱う。

第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に準拠した4Gサービス向けの料金プランで5Gサービスを利用できるが、5Gサービス向けの新たな料金プランは近く発表する予定という。

5Gの通信方式はNR方式を採用しており、周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯で、NR BandはFR1のn78となる。

Vodaconは正式には3.5GHz帯の割当を受けていないが、今般の状況でデータ通信の需要の増大に伴い3.5GHz帯の50MHz幅の一時的な割当を受けた。

一時的に割当を受けた3.5GHz帯を使用するほか、2019年12月には卸売専業で提供する南アフリカの移動体通信事業者であるLiquid Telecommunications South Africaより南アフリカ全土で5Gネットワークの提供を受けることで合意しており、Liquid Telecommunications South Africaの5Gネットワークも利用できる。

Liquid Telecommunications South Africaも周波数は3.5GHz帯で、NR Bandはn78を採用する。

なお、Vodacomが一時的に割当を受けた3.5GHz帯は2020年後半に正式な割当が行われる見込み。

Vodacomは英国のVodafone Groupの子会社で、Vodafone GroupによるVodacomに対する持分比率は60.50%となっている。

これまでに、アフリカの国としては南アフリカのRainが5Gサービスを商用化したが、固定通信用途にとどまる状況にある。

そのため、Vodacomはアフリカで初めて携帯通信用途で5Gサービスを商用化した移動体通信事業者となり、アフリカ初の5Gモバイルネットワークとして案内している。

Vodacom

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