南アフリカのLiquid Telecomが5Gサービスを開始、卸売専業のMNO
- 2020年05月05日
- 海外携帯電話
南アフリカの移動体通信事業者(MNO)でLiquid Telecomとして展開するLiquid Telecommunications South Africaは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
Liquid Telecommunications South Africaは卸売専業の移動体通信事業者である。
南アフリカの移動体通信事業者であるVodacomが2002年5月4日よりLiquid Telecommunications South Africaのネットワークを使用して5Gサービスの提供を開始しており、これに伴いLiquid Telecommunications South Africaも正式に5Gサービスの提供を開始したことになる。
なお、Liquid Telecommunications South AfricaおよびVodacomは2019年12月にVodacomが南アフリカ全土で5Gネットワークの提供を受けることで合意していた。
5Gの通信方式はNR方式を採用しており、周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯で、NR BandはFR1のn78となる。
3.5GHz帯は3456~3484MHzの28MHz幅と3556~3584MHzの28MHz幅、合計で56MHz幅を保有する。
ただ、今般の状況でデータ通信の需要の増大に伴い3.5GHz帯の4MHz幅の一時的な追加割当を受けており、3.5GHz帯で60MHz幅を使用することが可能である。
同様の理由でVodacomに対しては3.5GHz帯の50MHz幅が一時的に割当されており、Vodacomの5GサービスではVodacomが周波数の割当を受けて自ら整備する5GネットワークとLiquid Telecommunications South Africaより提供を受ける5Gネットワークの両方を使用する。
これまでに、アフリカでは南アフリカのRainが5Gサービスを商用化しているため、Liquid Telecommunications South AfricaおよびVodacomはアフリカで、南アフリカでも2番目に5Gサービスの提供を開始したことになる。
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