米T-Mobile US、Sprintブランドを2020年夏に廃止へ
- 2020年05月14日
- 海外携帯電話
米国のT-Mobile USはSprintブランドを2020年夏に廃止する計画であることが分かった。
T-Mobile USと米国の移動体通信事業者(MNO)であるSprintの経営統合は2020年4月1日に完了しており、2020年4月1日以降はT-Mobile USの完全子会社で米国の移動体通信事業者であるT-Mobile USAの完全子会社としてSprintが存在し、T-Mobile USAが展開するT-MobileブランドとSprintが展開するSprintブランドが存続している。
T-Mobileブランドに統合する方針はT-Mobile USとSprintの経営統合の計画を開示した段階から示されていたが、T-Mobile USの最高経営責任者(CEO)は2020年5月12日に開催されたカンファレンスで2020年夏にひとつのフラッグシップポストペイドブランドとしてT-Mobileブランドに統合すると説明した。
T-Mobileブランドに統合する具体的な日付は設定していないが、今般の状況を受けて2020年の初夏から真夏に変更したことも明らかにした。
Sprintブランドは鉄道事業者の長距離電話事業が起源で、1972年に米国の鉄道事業者として存在したSouthern Pacific Transportation Companyが開始した長距離電話事業のサービス名として誕生しており、Southern Pacific Railroad Internal Networking Telephonyの頭文字に由来する。
48年と半世紀近く続いたSprintブランドであるが、2020年夏にT-Mobileブランドへ統合されることになる。
将来的にT-Mobile USAとSprintはネットワークも統合する計画で、Sprintが保有する周波数をT-Mobile USAが使用するなど、周波数の再編も順次実施することが分かっている。
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