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Rakuten MiniはW-CDMA Iも非対応に、世界で最も採用数が多い3Gバンド



Rakuten Mobile (楽天モバイル)は中国のShenzhen Tinno Mobile Technology (深圳市天瓏移動技術)製のスマートフォン「Rakuten Mini (C330)」に関して第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式の対応周波数も変更したと明らかにした。

Rakuten Mobileは2020年6月10日の14時にRakuten Mini (C330)の対応周波数の変更を案内していたが、その案内に誤りがあり、2020年6月11日の12時に訂正している。

当初、対応周波数の変更は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式のみを案内していたが、W-CDMA方式も対応周波数を変更したという。

変更後の対応周波数はLTE (FDD) 1800(B3)/1700(B4)/850(B5)/ 800(B18/B19/B26)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41) MHz, W-CDMA 1700(IV)/850(V)/800(VI/XIX) MHzとなる。

変更前の対応周波数に関しては、IMEIのシリアル番号とチェックデジットを含む下7桁が0356708以前の個体であれば初期のLTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 800(B18/B19/B26)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/800(VI/XIX) MHz、0356716から0680487の個体であればLTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/850(B5)/ 800(B18/B19/B26)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/850(V)/800(VI/XIX) MHzである。

Rakuten Mobileは2020年6月10日の14時まで初期の対応周波数を公表しており、変更後のW-CDMA方式の対応周波数に関してはW-CDMA 2100(I) MHzに非対応とし、W-CDMA 1700(IV)/850(V) MHzが追加された。

W-CDMA 2100(I) MHzは北中米カリブ海諸国以外を除く世界各地で導入されており、日本でも複数の移動体通信事業者(MNO)が導入している。

3Gとしては世界で最も採用数が多い通信方式および周波数がW-CDMA 2100(I) MHzとなる。

W-CDMA 1700(IV) MHzは北中米、W-CDMA 850(V) MHzはアジア太平洋地域、北中米カリブ海諸国と南米を含めた米州および米領で広く導入されている状況である。

初期と変更後の間に存在する中間版はW-CDMA 850(V) MHzにも対応しているため、中間版からはW-CDMA 2100(I) MHzを非対応にしてまでW-CDMA 1700(IV) MHzに対応したことになり、北中米で国際ローミングを強化するために対応周波数を変更したと分かる。

渡航先によってはW-CDMA 1700(IV) MHzよりW-CDMA 2100(I) MHzに対応する方が便利な場合もあり、この重要な変更を告知せずに販売していたことには疑問を感じる。


Rakuten Mobile
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