ソフトバンクグループ、T-Mobile USの株式売却へ
- 2020年06月23日
- SoftBank-総合, 海外携帯電話
SoftBank Groupは米国のT-Mobile USの普通株式に関して売却取引の開始を決定したと発表した。
T-Mobile USの大株主はドイツのDeutsche TelekomとSoftBank Groupで、持分比率はDeutsche Telekomが約43%、SoftBank Groupが約24%となっている。
SoftBank GroupはT-Mobile USの304,606,049株を保有しているが、SoftBank Groupの子会社を通じて最大で198,314,426株をT-Mobile USに売却する計画である。
売却株式数および売却価額は米国東部時間を基準として2020年6月23日に決定される予定で、決定次第速やかに公表する予定という。
受渡完了の予定日は米国東部時間を基準として2020年6月26日と案内している。
また、SoftBank GroupはT-Mobile USの取締役会の14名の取締役のうち4名を指名することができる権利を保有するが、取締役の指名権が1名に減少する旨を合意しており、売却後の持分比率次第では取締役の指名権を失う可能性もある。
T-Mobile USは2020年4月1日付けで米国の移動体通信事業者(MNO)であるSprintと経営統合を完了した。
これまで、T-Mobile USは完全子会社で米国のT-Mobile USAを通じて移動体通信事業を展開しているが、Sprintと経営統合を完了してからはT-Mobile USの完全子会社として存在するT-Mobile USAおよびSprintを通じて移動体通信事業を手掛けることになる。
引き続きT-Mobile USAはT-Mobile、SprintはSprintのブランドを維持しているが、将来的にT-Mobileに統合する方針を示している。
早ければ2020年夏にもT-Mobileに統合する見込みである。
T-Mobile USAはSprintが保有する周波数を活用する方針も示しており、すでに第5世代移動通信システム(5G)のNR方式ではSprintが保有する2.5GHz帯の使用を一部の地域で開始した。
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