AT&Tが新型スマホAT&T Iris (V340U)を準備中、ベトナムのVinSmartが製造

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ベトナムのVinSmart research and manufacture製のLTE/W-CDMA/GSM端末「V340U」が2020年6月24日付けで連邦通信委員会(Federal Communications Commission：以下、FCC)の認証を通過した。

FCC IDは2AVD3V340U。

モバイルネットワークはLTE (FDD) 2300(B30)/1900(B2)/1700(B4)/ 850(B5)/700(B12/B14) MHz, W-CDMA 1900(II)/1700(IV)/850(V) MHz, GSM 1900/850 MHzで認証を受けている。

Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。

無線LANの規格はIEEE 802.11b/g/nに対応しており、2.4GHz帯のみを利用できる。

V340Uは未発表端末の型番である。

FCCで公開された資料には製品種別がスマートフォン、ブランド名がIrisと記載されている。

また、FCCで公開されたラベルにはAT&T SKUの記載を確認できるため、米国の移動体通信事業者(MNO)であるAT&T Mobility向けのスマートフォンになると考えられる。

ラベルにはMade in Vietnamの記載も確認できるため、VinSmart research and manufactureがベトナム国内の工場で製造することが分かる。

VinSmart research and manufactureはVsmartのブランド名でスマートフォンを展開しているが、V340UはVsmartのラインナップで展開するスマートフォンではなく、AT&T MobilityよりAT&T Irisとして発表される可能性が高い。

AT&T Mobilityはプリペイド向けに低価格帯のスマートフォンを自社ブランドで展開しており、そのラインナップに追加されると思われる。

これまでに、VinSmart research and manufactureはAT&T Mobility向けにスマートフォンを納入した実績がなく、米国でスマートフォンを発売したこともない。

そのため、V340UはVinSmart research and manufactureにとって初めての米国向けかつAT&T Mobility向けのスマートフォンとなる。

AT&T MobilityはB14を使用したFirstNetの整備も担当しており、V340UはB14でもFCCの認証を取得したため、FirstNetにも対応する可能性が高い。

FCC – VinSmart V340U