HTCが2020年6月の月間売上高を発表、前年同期比で半減
- 2020年07月07日
- Android関連
台湾のHTC (宏達国際電子)は2020年7月6日付けで2020年6月の月間売上高を発表した。
2020年6月は前月比63.55%増、前年同期比55.57%減の6億4,900万台湾ドル(約23億7,274万円)となった。
前月比で6割以上も増加しており、2020年では最高を記録したが、前年同期比では5割以上と大幅に減少している。
ただ、前年同期比で大幅な減少が続く傾向に変わりはない。
過去最高を記録した2011年9月には453億8,800万台湾ドル(約1,659億3,804万円)にも達したが、2020年6月は全盛期のわずか1.43%にとどまる。
HTCは2020年6月にスマートフォンの新機種としてHTC Desire 20 proおよびHTC U20 5Gを発表しており、このうちHTC Desire 20 proは2020年6月中に台湾で販売を開始した。
HTC Desire 20 proの発売が前月比での改善に貢献した可能性がある。
なお、HTC U20 5GはHTCにとって最初の第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンで、台湾では2020年8月に発売する予定である。
また、2020年6月末に終了した6ヶ月間となる2020年上半期の累計では前年同期比53.52%減の26億7,300万台湾ドル(約97億7,246万円)となり、前年同期比で5割超と大幅に減少している。
HTCはVR (仮想現実)事業とスマートフォンをはじめとする携帯端末事業を主要事業とするが、近年はスマートフォンの販売不振に伴う携帯端末事業の低迷を受けて業績も低迷が続いている。
VR事業を強化すべく注力しているが、携帯端末事業の不振を補える規模には達していない。
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