豪州のVodafone Hutchison Australiaが社名をTPG Telecomに変更
- 2020年07月07日
- 海外携帯電話
豪州の移動体通信事業者(MNO)であるVodafone Hutchison Australia (VHA)は社名をTPG Telecom (以下、新TPG Telecom)に変更したと発表した。
Vodafone Hutchison AustraliaはTPG Telecom (以下、旧TPG Telecom)と合併することで決定しており、合併の完了に先立ち2020年6月29日付けで社名をVodafone Hutchison Australiaから新TPG Telecomに変更したという。
また、Vodafone Hutchison Australiaと同様に旧TPG Telecomも社名を変更しており、2020年6月29日付けで社名を旧TPG TelecomからTPG Corporationに変更したことを案内している。
Vodafone Hutchison Australiaは新TPG Telecom、旧TPG TelecomはTPG Corporationとなり、新TPG TelecomがTPG Corporationの株式の全部を取得して合併することになる。
新TPG TelecomとTPG Corporationの合併は2020年7月13日に合併する予定である。
新TPG Telecomに対する持分比率はVodafone Hutchison Australiaの所有者が50.1%、旧TPG Telecomの所有者が49.9%となる。
また、旧TPG Telecomはシンガポールの移動体通信事業者であるTPG Telecom Pte. Ltd. (以下、TPG Singapore)を完全所有しているが、新TPG TelecomはTPG Singaporeを承継しない。
旧TPG Telecomはすでに豪州でTuasを新たに設立しており、TuasがTPG Singaporeの権利義務の全部を承継することが決まっている。
Vodafone Hutchison Australiaは旧社名がHutchison 3G Australiaで、香港特別行政区を拠点とする英領ケイマン諸島のCK Hutchison Holdings (長江和記実業)が所有していた。
Hutchison 3G Australiaと英国のVodafone Groupが完全所有していた豪州のVodafone Australiaの合併に伴い、Hutchison 3G AustraliaをCK Hutchison Holdingsの子会社で豪州のHutchison Telecommunications (Australia)とVodafone Groupの折半出資合弁会社とするとともに、社名をVodafone Hutchison Australiaに変更した経緯がある。
社名をVodafone Hutchison Australiaに変更してからは11年以上にわたり移動体通信事業を展開してきた。
社名こそ新TPG Telecomに変更したが、移動体通信事業のブランドはVodafone Hutchison Australiaが展開してきたように引き続きVodafone Australiaとして事業を行う。
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