サウジアラビアのMobilyとZain KSAが通信設備の運営効率化で協力
- 2020年07月19日
- 海外携帯電話
サウジアラビアの移動体通信事業者(MNO)でMobilyブランドを展開するEtihad Etisalat CompanyおよびZainブランドを展開するMobile Telecommunication Company Saudi Arabiaは携帯電話用の通信塔の運営を効率化するために協力することが分かった。
Etihad Etisalat CompanyおよびMobile Telecommunication Company Saudi Arabiaは両社が所有する通信塔を購入および運営する事業体を募集し、通信塔の運営効率の向上を図る計画である。
まずはEtihad Etisalat CompanyおよびMobile Telecommunication Company Saudi Arabiaは法的拘束力を持たない覚書を締結しており、関心を有する事業体から提案を受け取るための準備として合同委員会を結成するという。
また、Etihad Etisalat CompanyおよびMobile Telecommunication Company Saudi Arabiaはサウジアラビアの政府機関で電気通信分野の規制を担う通信情報技術委員会(Communications and Information Technology Commission:CITC)の支援と監督のもとで取り組む方針を示している。
Etihad Etisalat CompanyおよびMobile Telecommunication Company Saudi Arabiaはサウジアラビアの広大な国土でアンテナや無線機を設置する通信塔を個別に所有および運営しているが、隣接した場所に通信塔を所有および運営している場合も少なくない。
外部企業に通信塔の運営を委託して双方の通信塔を活用または集約することで通信塔の運営の効率化を図る。
サウジアラビアの移動体通信事業者としてはEtihad Etisalat CompanyおよびMobile Telecommunication Company Saudi Arabiaのほかに、加入件数を基準に最大手のstcとして展開するSaudi Telecom Companyも存在するが、Saudi Telecom CompanyはEtihad Etisalat CompanyおよびMobile Telecommunication Company Saudi Arabiaの取り組みには参加しない模様である。
なお、サウジアラビアではすべての移動体通信事業者が第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠した5Gサービスを導入している。
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