豪州のTuasがシンガポールのTPG Telecomの承継を完了

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豪州のTuasはシンガポールの移動体通信事業者(MNO)であるTPG Telecom Pte. Ltd. (以下、TPG Singapore)などの承継を完了したと発表した。

豪州ではTPG Telecom Limited (以下、旧TPG Australia)とVodafone Hutchison Australia (VHA)が合併で合意したが、シンガポール事業は承継の対象外とした。

そのため、合併の完了を条件にシンガポール事業を承継させるための新会社として旧TPG Australiaの所有者が所有するTuasを豪州で設立していた。

合併の完了に先立ち2020年6月29日付けでVodafone Hutchison AustraliaはTPG Telecom Limited (以下、新TPG Australia)、旧TPG AustraliaはTPG Corporationに社名を変更しており、2020年7月13日付けで新TPG AustraliaとTPG Corporationの合併が完了したことに伴い、Tuasがシンガポール事業を承継した。

シンガポール事業を行う法人としてはTPG SingaporeおよびマレーシアのTuas Solutionsが含まれ、前者の事業が中心的な事業となる。

TPG Singaporeは旧TPG Australiaの完全子会社からTuasの完全子会社となり、主要事業はシンガポールにおける携帯通信事業である。

2020年3月31日に移動体通信事業者として携帯通信サービスを商用化しており、シンガポールでは2000年4月1日に新規参入したStarHub Mobile以来で約20年ぶりの移動体通信事業者の新規参入となった。

また、日本で2020年4月8日に移動体通信事業者として新規参入を果たしたRakuten Mobile (楽天モバイル)とは第5世代移動通信システム(5G)関連技術をRakuten Mobileより提供を受けることで合意に達している。

Tuas SolutionsはTPG Singaporeの小規模な完全子会社でマレーシアに所在するが、TPG Singaporeに対する技術的なサービスの提供を主要事業とする。

TPG Singaporeは新TPG Australiaの傘下から外れており、将来的にTuasが所有するブランドを使用する予定であるが、TPG Singaporeには移行期間として最大で2年間にわたりTPGの商標およびロゴを無料で使用する権利が付与されている。

Tuas