豪州のVodafone AustraliaとTPGが合併を完了
- 2020年07月13日
- 海外携帯電話
豪州の移動体通信事業者(MNO)でVodafone Australiaとして展開するTPG Telecomと豪州のTPG Corporationは合併を完了したと発表した。
TPG TelecomがTPG Corporationの株式の全部を取得し、2020年7月13日付けで合併を完了したと案内している。
TPG Telecomは旧社名がVodafone Hutchison Australia (VHA)で、TPG Corporationは旧社名がTPG Telecom (以下、旧TPG Telecom)である。
合併に先立ち2020年6月29日付けでVodafone Hutchison AustraliaはTPG Telecom、旧TPG TelecomはTPG Corporationに社名を変更していた。
Vodafone Hutchison Australiaの時代から移動体通信事業者として展開している携帯通信事業はVodafone Australiaのブランド名を継続し、旧TPG Telecomの時代から仮想移動体通信事業者(MVNO)として展開している携帯通信事業や主要事業として展開している固定通信事業はTPGをはじめとする従来のブランド名を継続する。
各種事業の運営主体に変わりはなく、Vodafone Hutchison Australiaの時代から展開している携帯通信事業は社名を変更後のTPG Telecomが引き続き運営主体となる。
旧TPG Telecomの時代から展開している各種事業は豪州のTPG Internetが引き続き運営主体となり、位置付けは完全子会社で変わりない。
これまで、豪州の主要な電気通信事業者グループとしてはTelstra、Singtel Optus、Vodafone Hutchison Australia、旧TPG Telecomの4社が存在し、加入件数を基準にTelstraとSingtel Optusは携帯通信事業と固定通信事業で10%以上の一定の占有率を維持し、Vodafone Hutchison Australiaは携帯通信事業、旧TPG Telecomは固定通信事業で一定の占有率を確保していた。
Vodafone Hutchison Australiaと旧TPG Telecomの合併に伴い、主要な電気通信事業者グループはTelstra、Singtel Optus、TPG Telecomの3社体制となり、各社とも携帯通信事業と固定通信事業で一定の占有率を持つことになる。
なお、Singtel Optusは完全子会社のOptus Mobileを通じて移動体通信事業者として携帯通信事業を展開する。
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