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KDDIが2021年3月期Q1の業績を発表、au端末販売は2割減



KDDIは2021年3月期(2020年度)第1四半期の業績を発表した。

2020年6月30日に終了した3ヶ月間となる2021年3月期第1四半期の連結売上高は前年同期比0.3%減の1兆2,426億7,900万円、営業利益は前年同期比13.7%増の2,907億1,800万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は前年同期比12.2%増の1,823億2,400万円となった。

業績の発表に伴い2020年6月30日時点の事業データも公開している。

モバイルの累計契約数はauが5,924万3,000件、UQ WiMAXが3,469万1,000件で、いずれも増加傾向となっている。

なお、UQ WiMAXはKDDIの連結子会社であるUQ Communicationsが提供する。

パーソナルセグメントのモバイルの累計契約数において、グループID数は2,719万7,000件、スマートフォン浸透率は75.8%である。

グループID数のうちau契約者数は2,397万件、仮想移動体通信事業者(MVNO)契約数は322万7,000件となった。

仮想移動体通信事業者契約数は増加傾向が続いているが、au契約者数は減少傾向が続いている。

なお、グループID数はau契約者数と仮想移動体通信事業者契約数の合計で、2020年3月末よりモバイルIDの名称をグループIDに変更したが、集計の対象となる定義に変更はない。

パーソナルセグメントおよびビジネスセグメントにおけるau総合ARPAは7,790円となった。

ARPU (1回線当たり月間平均収入)は1回線当たりの月間売上高を示すが、ARPAは同一名義でスマートフォンやタブレットなど複数の回線を利用する場合はそれらをまとめた1加入者当たりの月間売上高である。

パーソナルセグメントおよびビジネスセグメントにおけるau端末販売台数は前年同期比23.1%減の150万台で、そのうちスマートフォンが前年同期比17.6%減の136万台となった。

au端末販売台数は前年同期比で20%超の大幅な減少を記録した。

au契約者数やau総合ARPAにはKDDIのほかに同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が提供するauのスマートフォン、フィーチャーフォン、データカード、タブレット、モジュールが含まれており、au端末販売台数やスマートフォン浸透率はauのスマートフォンおよびフィーチャーフォンが集計の対象となっている。

仮想移動体通信事業者契約数には一部のサービスを除いたKDDIの連結子会社が仮想移動体通信事業者として提供するサービスが集計の対象となり、KDDIやOkinawa Cellular Telephone以外の回線を使用するサービスも含まれている。

第5世代移動通信システム(5G)に関しては、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは2020年3月26日にau 5Gとして5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスを商用化した。

NR方式の基地局は2021年3月末までに約1万局を整備する予定で、2022年3月末までに約5万局まで拡大する予定である。

地方のインフラシェアリングや5G向けに割当を受けた周波数ではない既存の周波数も活用し、日本全国で早期にau 5Gを展開する計画という。

KDDI

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