T-Mobile USが米国2位の携帯電話事業者に、AT&Tを上回る
- 2020年08月08日
- 海外携帯電話
米国のT-Mobile USは同社が米国で第2の携帯電話事業者であると発表した。
T-Mobile USは完全子会社のT-Mobile USAおよびSprintを通じて移動体通信事業者(MNO)として携帯通信サービスを提供している。
T-Mobile USは2020年第2四半期の業績を発表するとともに、2020年6月30日時点の事業データも公表しており、T-Mobile USAとSprintを含めたT-Mobile USの携帯通信サービスの加入件数は9,832万7,000件に達したことを明らかにした。
なお、T-Mobile USは2020年4月1日にSprintと経営統合を完了しており、SprintはT-Mobile USAの完全子会社として存在する。
まずはSprintが展開していたSprintブランドを廃止し、T-Mobile USAが展開するT-Mobileブランドに統合しており、将来的にはネットワークもT-Mobile USAに統合する計画である。
2020年4月1日以降はT-Mobile USの加入件数にSprintの加入件数も含み、2020年6月30日時点の加入件数は2020年3月31日時点の6,854万3,000件から43.5%と大幅に増加した。
これまで、米国ではAT&Tが携帯通信サービスの加入件数で2位となっていた。
AT&Tは完全子会社のAT&T Mobilityを通じて移動体通信事業者として携帯通信サービスを展開しており、2020年3月31日時点の加入件数は9,295万6,000件で、2020年6月30日時点の加入件数は9,292万7,000件となった。
2020年3月31日時点の加入件数はAT&Tの方が多いが、2020年6月30日時点の加入件数はT-Mobile USがAT&Tを上回り、これを受けてT-Mobile USは米国で2位の携帯電話事業者になったと説明している。
米国の携帯電話事業者としてはVerizon Communicationsが最大規模で、完全子会社でVerizon Wirelessとして展開するCellco Partnershipを通じて移動体通信事業者として携帯通信サービスを提供する。
Verizon Communicationsは2020年6月30日時点の加入件数が1億1,987万2,000件となり、米国では唯一の加入件数が1億件を超える携帯電話事業者となっている。
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