日本版のTCL 10 5GとなるT790HがBluetooth認証とWi-Fi認証を通過

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中国を拠点とする英領ケイマン諸島のTCL Communication Technology Holdings (TCL通訊科技控股)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「T790H」が2020年7月1日付けでBluetooth SIG、2020年8月10日付けでWi-Fi Allianceの認証を通過した。

Bluetooth SIGではBluetooth 5.0、Wi-Fi AllianceではWi-Fi CERTIFIED a/b/g/n/acのプログラムで認証を受けている。

そのため、無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応することが分かり、2.4GHz帯に加えて5GHz帯も利用できる。

T790HはTCL 10 5Gの型番のひとつで、日本版のTCL 10 5Gに該当する。

TCL 10 5Gは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応したスマートフォンで、T790Hの詳細な仕様も公開されている。

公開当初よりモバイルネットワークの対応周波数からT790Hは日本版のTCL 10 5Gとなる可能性が高いと推測していたが、TACOYAKIを通じて2020年7月21日付けで日本の認証である電波法に基づく工事設計認証を取得したため、日本版のTCL 10 5Gであることが決定的となった。

工事設計認証で通過した周波数から、日本国内ではモバイルネットワークはNR (FR1, TDD) 4500(n79)/3700(n77)/3500(n78) MHz, LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/900(B8)/ 800(B18/B19/B26)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 3500(B42)/2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII)/800(VI/XIX) MHzを利用できることが分かっている。

TCL Communication Technology Holdings製のスマートフォンは日本ではFOXが正規代理店として展開しているため、日本ではFOXを通じてSIMロックフリーのスマートフォンとしてTCL 10 5Gを販売する可能性が高いと推測している。

Bluetooth SIG