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楽天モバイルの5Gに対応したノキア製端末が技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

中国のNokia Shanghai Bell (上海諾基亜貝爾)製のNR/LTE端末「5G22-02W-A」が2020年8月3日付けでCertificate Technical Support Center (認証技術支援センター)を通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は018-200147。

モバイルネットワークはNR (FR1, TDD) 3700(n77) MHz, NR (FR2, TDD) 28000(n257) MHz, LTE (FDD) 1800(B3) MHzで認証を受けている。

無線LANの周波数でも通過しており、無線LANは2.4GHz帯と5GHz帯を利用できる。

5G22-02W-Aは未発表端末の型番である。

申請者のNokia Shanghai BellはフィンランドのNokiaの子会社で、NokiaおよびNokia Shanghai Bellは基地局の開発や製造が中心となるが、特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の19に規定する特定無線設備、証明規則第2条第11号の30に規定する特定無線設備、証明規則第2条第11号の32に規定する特定無線設備となり、それぞれLTE用陸上移動局、5G-NR(3.7GHz帯、4.5GHz帯)用陸上移動局、5G-NR(28GHz帯)用陸上移動局に該当するため、基地局ではなく端末であることが分かる。

Bluetoothの周波数では認証を受けていないため、データ通信端末の可能性が高い。

NokiaおよびNokia Shanghai Bellは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応したデータ通信端末として据置型無線LANルータを開発および提供しているため、据置型無線LANルータとなる可能性が有力と思われる。

B3は1730~1750MHz、n77は3800~3900MHz、n257は27000~27400MHzで認証を受けており、いずれもRakuten Mobile (楽天モバイル)が割当を受けた周波数範囲に限定して工事設計認証を取得したことになる。

商用もしくは試験用を断定することはできないが、Rakuten Mobileの5Gネットワークの利用を想定して開発したことは火を見るよりも明らかである。

KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が提供するホームルータープランやSoftBankが提供するSoftBank Airのように、Rakuten Mobileはモバイルネットワークを利用した固定通信サービスの導入を検討している可能性が考えられる。

総務省 電波利用ホームページ

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