コロンビアのDIRECTV Colombiaが5Gサービスを開始、中南米初のSA構成に
- 2020年09月04日
- 海外携帯電話
米国のAT&Tの子会社でコロンビアの通信事業者であるDIRECTV Colombiaは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2020年9月2日よりNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。
固定通信用途で5Gサービスを商用化しており、まずはコロンビアの首都・ボゴタのケネディおよびエンガティバの一部が提供エリアとなる。
通信速度は最大100Mbpsに制御されるが、5Gの特徴のひとつである低遅延などが期待できる。
スウェーデンのEricsson、台湾のGemtek Technology (正文科技)、米国のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesと協力して5Gサービスの商用化を実現したという。
基地局はEricssonより調達しており、大規模MIMO (Massive MIMO)に対応したアンテナ一体型無線機を採用している。
端末はGemtek Technologyが開発した顧客構内設備(Customer Premises Equipment:CPE)と呼ばれる据置型無線LANルータを提供し、通信モデムとしてはQualcomm Technologiesが開発したQualcomm Snapdragon X55 5G Modem-RF Systemを搭載する。
無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz)に対応しており、最大で15台の無線LAN機器を同時に接続できる。
通信方式はNR方式のスタンドアローン(SA)構成を導入しており、周波数はサブ6GHz帯の2.5GHz帯で、NR BandはFR1のn41である。
Qualcomのブラジル法人で中南米事業を統括するQualcomm Servicos de Telecomunicacoesは中南米で最初のSA構成に準拠した5Gサービスになると強調している。
なお、中南米は世界的に見て5Gサービスの導入が遅れている地域であり、中南米の独立国では2020年7月14日に5Gサービスを商用化したブラジルのClaroに次いで2番目となった。
また、コロンビアでは初めて5Gサービスを商用化したことになる。
Facebook – DIRECTV LatinAmerica
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