チェコのVodafone Czech Republicが10月1日に5Gサービスを商用化
- 2020年09月11日
- 海外携帯電話
英国のVodafone Groupの完全子会社でチェコの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone Czech Republicは2020年10月1日に第5世代移動通信システム(5G)を商用化すると発表した。
2020年10月1日より5Gサービスの提供を開始する予定である。
通信方式はNR方式を採用しており、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)で運用する。
周波数はサブ6GHz帯の2.1GHz帯および1.8GHz帯を使用し、NR BandはいずれもFR1で2.1GHz帯がn1、1.8GHz帯がn3となる。
2.1GHz帯は15MHz幅*2、1.8GHz帯は20MHz幅*2でLTE方式を運用しているが、動的に周波数を共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)を実装してNR方式も導入するという。
チェコでは5G向け周波数として700MHz帯と3.5GHz帯を割当する予定で、すでに関心表明の申請の受け付けも開始している。
ただ、早期に5Gを導入するために5G向け周波数の割当を待たず、既存の周波数を使用することになった。
まずはチェコの5都市を5Gサービスの提供エリアとする予定で、具体的にはチェコの首都・プラハ、チェコの第2の都市・ブルノ、カルロヴィ・ヴァリ、ウースチー・ナド・ラベム、イェセニックの一部が5Gサービスの提供エリアとなる。
5Gサービスに対応した端末は公表していないが、NR方式に対応したスマートフォンとしては中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI P40 Pro、米国のMotorola Mobility製のmoto g 5G plus、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 Ultra 5G、Samsung Galaxy Note20 Ultra 5G、Samsung Galaxy A51 5Gの取り扱いを開始しているため、これらのスマートフォンが5Gサービスに対応する可能性がある。
対応した端末など5Gサービスの詳細は2020年10月1日より公式ウェブサイトを通じて公開することを案内している。
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