スウェーデンのTelenor Sverigeが10月末に5Gサービスを商用化
- 2020年09月10日
- 海外携帯電話
ノルウェーのTelenorの完全子会社でスウェーデンの移動体通信事業者(MNO)であるTelenor Sverigeは第5世代移動通信システム(5G)を2020年10月末に商用化すると発表した。
NR方式に準拠した5Gサービスを2020年10月末に商用化する計画である。
まずはスウェーデンの首都・ストックホルムの中心部が提供エリアとなる。
2021年にはほかの主要な都市と主要な観光地を中心に整備を進め、2023年にはスウェーデン全土で整備する目標を掲げている。
5Gサービスに対応した端末として複数のスマートフォンを用意しており、米国のMotorola Mobility製のmotorola edgeおよびmotorola edge+、中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)製のOnePlus Nord、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5G、Samsung Galaxy Note20 5G、Samsung Galaxy Note20 Ultra 5G、Samsung Galaxy Z Fold2 5G、Sony Mobile Communications製のSony Xperia 1 IIを取り扱う。
スウェーデンの政府機関で電気通信分野の規制を司るスウェーデン郵便電気通信庁(Swedish Post and Telecom Authority:PTS)は5G向け周波数の割当を実施しておらず、2020年11月10日より周波数オークションを通じて2.3GHz帯と3.5GHz帯の割当を実施する予定である。
ただ、Telenor Sverigeは5G向け周波数の割当の完了を待たず、既存の3.5GHz帯を使用して5Gの整備を進める。
通信方式はNR方式を採用しており、NR BandはFR1のn78となる。
Telenor SverigeはスウェーデンのTele2の完全子会社で同国の移動体通信事業者であるTele2 Sverigeと折半出資合弁会社でスウェーデンのNet4Mobilityを通じて周波数の取得や基地局の設置および運営などを実施しており、5Gの整備もNet4Mobilityを通じて行う。
Tele2 Sverigeは3640~3660MHzを保有、Telenor Sverigeは3620~3640MHzおよび3720~3740MHzを保有し、Net4MobilityはWiMAX方式を運用していたスウェーデンのCelestine Hill Communicationsから3660~3700MHzを取得したため、これらの3社は協力して連続した80MHz幅を確保できたことになり、その周波数を5Gで使用する。
なお、Tele2 Sverigeは同じ周波数を使用して先に5Gサービスを提供している。
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