ブルガリアのVIVACOMが5Gサービスを開始、ブルガリア初の5Gに
- 2020年09月22日
- 海外携帯電話
ブルガリアの移動体通信事業者(MNO)でVIVACOMとして展開するBulgarian Telecommunications Companyは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
Bulgarian Telecommunications Companyは2020年9月21日よりNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。
まずはブルガリアの27州の主要都市の中心部が5Gサービスの提供エリアとなる。
5Gサービスに対応したSIMカードと端末を使用していれば、2020年12月31日までは追加料金なしで5Gサービスを試すことができる。
2021年1月1日以降の料金に関しては2020年12月31日までに案内する予定という。
第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に対応したSIMカードであれば5Gサービスを利用できるため、4Gサービスを利用できる場合はSIMカードの交換は不要である。
5Gサービスに対応した端末としては中国のHuawei Technologies (華為技術)製のスマートフォンであるHUAWEI P40 Proを取り扱う。
必ずしもBulgarian Telecommunications CompanyでHUAWEI P40 Proを購入する必要はなく、ブルガリアで正規に販売されるHUAWEI P40 Proであれば利用できる。
5Gの通信方式はNR方式を採用し、LTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用している。
周波数は2.1GHz帯と1.8GHz帯を使用しており、NR BandはいずれもFR1で、2.1GHz帯がn1、1.8GHz帯がn3となる。
2.1GHz帯は第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式とLTE方式、1.8GHz帯はLTE方式でも使用しているが、LTE方式とNR方式で周波数を動的に共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)を実装し、2.1GHz帯はLTE方式で使用する5MHz幅*2、1.8GHz帯はLTE方式で使用する15MHz幅*2でNR方式も導入する。
ただ、LTE方式と同じ周波数を使用することから、通信速度はLTE方式と大きく変わらず、次の段階で通信速度の高速化に取り組む計画という。
ブルガリアでは5G向け周波数の割当を実施していないが、3.5GHz帯を5G向けに割当する予定で、Bulgarian Telecommunications Companyは3.5GHz帯を取得する方針を示している。
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