iPhone 12シリーズ、世界の約7割の5Gネットワークで動作
- 2020年10月18日
- Apple関連
米国のAppleが発表したスマートフォン「iPhone 12」、「iPhone 12 mini」、「iPhone 12 Pro」、「iPhone 12 Pro Max」は世界で稼働中の約7割の第5世代移動通信システム(5G)ネットワークで動作することが分かった。
Appleは公式ウェブサイトのサポートページを通じて、iPhone 12シリーズのスマートフォンで公式に5Gネットワークを利用できる通信事業者を公表している。
5Gネットワークを利用できる通信事業者には移動体通信事業者(MNO)および仮想移動体通信事業者(MVNO)が含まれ、このうち自ら5Gネットワークを運用する移動体通信事業者に限定するとiPhone 12シリーズのスマートフォンでは93社の5Gネットワークで動作する。
ただ、93社には5Gサービスを商用化していない移動体通信事業者も含まれる。
筆者はNR方式に準拠した5Gサービスが世界で初めて開始された2019年4月より5Gサービスを商用化した移動体通信事業者、開始日、NR Band、基地局ベンダを集計しており、そのデータによると2020年10月16日までに世界の116社の移動体通信事業者が5Gサービスを商用化し、異なる事情で停止した2社を除いた114社が5Gサービスを継続している。
また、iPhone 12シリーズのスマートフォンのうち先に発売するiPhone 12およびiPhone 12 Proの発売日である2020年10月23日までには1社が新たに5Gサービスを商用化する予定を発表しており、その1社を加えると2020年10月23日時点では暫定的ながら115社が5Gサービスを提供する。
この115社のうちiPhone 12シリーズで5Gネットワークを利用できる移動体通信事業者は77社となり、iPhone 12およびiPhone 12 Proの発売日を基準としてiPhone 12シリーズのスマートフォンでは世界で稼働中の5Gネットワークのうち約67%の5Gネットワークで動作することになる。
日本の移動体通信事業者としてはNTT DOCOMO、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)、SoftBankの5Gネットワークで動作することが公式に記載されている。
iPhone 12シリーズのスマートフォンは世界の多くの移動体通信事業者の5Gネットワークで動作するが、Appleが開催した発表会で5Gのキャリアパートナーとして紹介された移動体通信事業者とは徹底的に最適化した模様である。
5Gのキャリアパートナーには日本のNTT DOCOMO、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone、SoftBankのほか、China Mobile (中国移動)として展開する中国のChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)、中国のChina Telecom (中国電信)、China Unicom (中国聯通)として展開する中国のChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)、豪州のTelstra、ドイツのTelekom Deutschland、フランスのOrange、英国のEEおよびVodafone、Verizon Wirelessとして展開する米国のCellco Partnership、米国のT-Mobile USA、米国のAT&T Mobility、カナダのBell Mobilityが含まれる。
なお、日本や米国を含めた30以上の国と地域でiPhone 12およびiPhone 12 Proを2020年10月23日、iPhone 12 miniおよびiPhone 12 Pro Maxを2020年11月13日に発売する。
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