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中国のvivoが欧州に本格参入、デュッセルドルフで欧州本部を設立



中国のBBK Communication Technology (歩歩高通信科技)の完全子会社でスマートフォンをはじめとする携帯端末の設計、開発、製造、販売などを行う中国のvivo Mobile Communication (維沃移動通信)は欧州の6ヶ国に参入すると発表した。

中国などアジアを中心として世界各地でスマートフォンを展開するvivo Mobile Communicationは英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポーランドに参入し、これらの6ヶ国で新たにスマートフォンの販売を開始している。

英国、フランス、イタリア、スペイン、ポーランドではvivo X51 5G、vivo Y70、vivo Y20s、vivo Y11sの4機種、ドイツではvivo X51 5G、vivo Y70、vivo Y20sの3機種の販売を行う。

これまで、欧州では東欧のロシア、ベラルーシ、ウクライナで事業を展開しており、新たに東欧以外の欧州の主要国でも事業を展開することになる。

vivo Mobile Communicationの本社は中国の広東省東莞市に所在するが、欧州の主要国に参入して欧州で事業を本格化するためにドイツで欧州本部を設立した。

欧州本部はドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州の州都・デュッセルドルフで設立しており、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポーランドにおける事業を統括する役割を担う。

欧州本部が管轄する各国への参入に伴い各国向けの公式ウェブサイトを個別に開設しているが、それとは別に欧州向けの公式ウェブサイトも運営している。

vivo Mobile Communicationがデュッセルドルフで設立したVivo Techが欧州本部の運営主体として機能する。

なお、デュッセルドルフには多くの中国企業が欧州本部やドイツ法人を設立しており、一部の中国の携帯端末メーカーもデュッセルドルフでドイツ法人を設立したことが分かっている。

なお、欧州でもロシア、ベラルーシ、ウクライナは欧州本部の管轄ではないため、東欧では従来通りの組織構造となる。

欧州の主要国への参入および欧州本部の開設により、欧州におけるスマートフォンの展開を本格化するとともに、欧州を含めた国際事業を強化する方針である。

vivo

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