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iPhone 12シリーズは5G NRのSA構成にも対応



米国のAppleが開発したスマートフォン「iPhone 12」、「iPhone 12 mini」、「iPhone 12 Pro」、「iPhone 12 Pro Max」は第5世代移動通信システム(5G)のNR方式のノンスタンドアローン(NSA)構成に加えてスタンドアローン(SA)構成にも対応することが分かった。

iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxの中国向け型番となるA2404、A2400、A2408、A2412が2020年9月14日付けで中国の工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)傘下の電信設備認証中心(Telecommunication Equipment Certification Center)の認証を通過した。

電信設備認証中心では5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式でも認証を取得しており、周波数はSA構成とNSA構成いずれも2.5GHz帯、3.5GHz帯、4.5GHz帯で認証を受けた。

NR Bandは2.5GHz帯がFR1のn41、3.5GHz帯がFR1のn78、4.5GHz帯がFR1のn79である。

少なくとも中国向けのiPhone 12シリーズのスマートフォンはn41、n78、n79ではSA構成でも動作することが分かる。

NR方式を導入した多くの移動体通信事業者(MNO)は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するNSA構成で運用するため、iPhone 12シリーズのスマートフォンはNSA構成に対応することは確実と考えられたが、電信設備認証中心で公開された情報からSA構成も対応が確定した。

中国向け以外のiPhone 12シリーズもSA構成に対応すると思われるが、発売後にソフトウェアのアップデートを通じて対応もしくは一部の移動体通信事業者に限定してSA構成で動作する可能性があることは留意しておきたい。

米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証から通信モデムは米国のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesより調達したことが判明している。

なお、工業和信息化部はNR方式に対応した端末の進網許可証の申請に関して規則を定めており、2020年1月1日以降はSA構成に対応するよう義務付けた。

そのため、中国で販売する時点でSA構成に対応することは事実上確定していたとも言える。


工業和信息化部

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