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楽天モバイル向けスマホRakuten HandとなるTinno P710が技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

Rakuten Mobile (楽天モバイル)向けの中国のShenzhen Tinno Mobile Technology (深圳市天瓏移動技術)製のLTE/W-CDMA端末「P710」が2020年9月3日付けでDSP Researchを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は003-200214。

モバイルネットワークはLTE (FDD) 1800(B3) MHzで認証を受けている。

無線LANの周波数でも通過している。

P710はRakuten Mobileがオリジナルのスマートフォンとして発売する予定のRakuten Handの型番に該当する。

Rakuten Mobileが移動体通信事業者(MNO)として提供する携帯通信サービスではRakuten Mobileが整備した楽天回線とKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が整備したパートナー回線を使用できる。

工事設計認証では楽天回線で使用するLTE (FDD) 1800(B3) MHzでは認証を受けたが、パートナー回線で使用するLTE (FDD) 800(B18/B26) MHzでは認証を受けていない。

ほかにBluetoothの周波数でも認証を受けておらず、Rakuten Mobile向けのスマートフォンでLTE (FDD) 800(B18/B26) MHzやBluetoothに対応しないことは考えにくいため、改めて工事設計認証を取得することはほぼ確実である。

このような状況から、2020年9月3日に取得した工事設計認証の情報から日本国内における対応周波数などを確定することはできない。

無線LANに関しては2.4GHz帯の周波数で認証を受けているが、5GHz帯にも対応すると思われる。

なお、最初に開発中の試作機で工事設計認証を取得し、その後に対応周波数を追加して製品版で工事設計認証を取得する事例は珍しいことではなく、同様の事例は他社のスマートフォンでも見られる。

工事設計認証では申請者がShenzhen Tinno Mobile Technologyであるため、Rakuten Mini (C330)と同様にShenzhen Tinno Mobile Technologyが製造を担当することが分かる。

Rakuten Mobileは2020年秋にRakuten Handを発売すると案内しており、詳細な仕様や発売日は改めて発表する予定である。


総務省 電波利用ホームページ

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