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エジプトのTelecom EgyptとVodafone Egyptが2.6GHz帯を取得



エジプトの移動体通信事業者(MNO)であるTelecom EgyptおよびVodafone Egypt Telecommunicationsは2.6GHz帯を取得したことが分かった。

エジプトの政府機関で電気通信分野の規制を司る国家電気通信規制庁(National Telecom Regulatory Authority:NTRA)はTelecom EgyptおよびVodafone Egypt Telecommunicationsに2.6GHz帯の割当を実施したという。

2.6GHz帯は60MHz幅をTDDで用意しており、20MHz幅をTelecom Egypt、40MHz幅をVodafone Egypt Telecommunicationsに割当し、有効期限は2030年まで10年間となっている。

Telecom Egyptは3億500万米ドル(約315億4,676万円)で取得しており、取得時に50%、取得から1年以内に25%、2年以内に残りの25%を支払う予定である。

Vodafone Egypt Telecommunicationsは取得時に2億7,000万米ドル(約279億2,664万円)、2021年と2022年に1億3,500万米ドル(約139億6,332万円)ずつ支払う。

Telecom EgyptおよびVodafone Egypt Telecommunicationsは2.6GHz帯の取得を受けて声明を発表している。

Telecom Egyptは通信品質を向上させるための絶え間ない努力の一環で、顧客の需要を満たすことに貢献するという。

Vodafone Egypt Telecommunicationsはキャパシティを大幅に拡張して信頼性が高い高品質の音声通話とデータ通信の需要の増大に対応できると説明した。

また、Vodafone Egypt Telecommunicationsは周波数の保有状況も公表しており、900MHz帯は12.5MHz幅*2、1.8GHz帯は10MHz幅*2、2.1GHz帯は20MHz幅*2、2.6GHz帯は40MHz幅を保有することになり、新たに取得した2.6GHz帯以外は有効期限が2031年となっている。

エジプトには4社の移動体通信事業者が存在するが、2.6GHz帯の取得はTelecom EgyptおよびVodafone Egypt Telecommunicationsの2社が申請し、その2社が取得したことになる。

なお、Telecom EgyptはVodafone Egypt Telecommunicationsの第2の大株主であるが、2017年9月29日にはTelecom Egyptが自らエジプトで第4の移動体通信事業者として新規参入した。

当面はカバレッジを補完する目的でエジプトの移動体通信事業者であるEtisalat Misrと国内ローミング協定を締結している。

国家電気通信規制庁

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