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楽天モバイル、近畿地方の4G LTE包括免許が20MHz幅に



Rakuten Mobile (楽天モバイル)は近畿地方で包括免許に基づき開設する第4世代移動通信システム(4G)の基地局に関して変更が認められたことが分かった。

近畿地方では総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の近畿総合通信局より2019年1月23日付けで1.7GHz帯の周波数を利用した4Gの基地局の包括免許を取得した。

ただ、当初は中心周波数が1842.5MHz、帯域幅が5MHz幅となっていた。

そのため、中心周波数は1842.5MHz、帯域幅は5MHz幅で運用できたが、総務省が運用する電波利用ホームページを参照すると、同一の包括免許で中心周波数は1835MHz、帯域幅は20MHzが追加された。

これにより、近畿総合通信局管内では同一の包括免許に基づき開設する4Gの基地局では従来の5MHz幅から拡張して20MHz幅で運用が可能となる。

なお、近畿総合通信局管内は滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県の2府4県である。

包括免許は個別の基地局ごとに免許を取得する必要なく、1の免許で同一形式の複数の基地局を開設できる。

これまで、近畿総合通信局管内では包括免許に基づく4Gの基地局は大阪府大阪市東成区で最初に開設し、その後に大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県で順に開設してきた。

2019年7月30日からは大阪市で一部の基地局、その後は大阪府、兵庫県神戸市、京都府京都市で一部の基地局が個別免許に移行して20MHz幅で運用してきたが、その必要はなくなる見込み。

Rakuten Mobileは1.7GHz帯で4GとしてLTE (FDD)方式を導入している。

20MHz幅で運用することで、通信速度は下りが256QAMおよび4×4 MIMOに対応した端末で最大400Mbps、64QAMおよび4×4 MIMOに対応した端末で最大300Mbps、256QAMおよび2×2 MIMOに対応した端末で最大200Mbps、64QAMおよび2×2 MIMOに対応した端末で最大150Mbpsとなる。

上りは64QAMに対応した端末では最大75Mbps、16QAMに対応した端末では最大50Mbpsで利用できる。

すでにRakuten Mobileが公式に発売した端末としては、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のGalaxy S10およびGalaxy Note10+、SHARP製のAQUOS zeroおよびAQUOS R5G、中国のZTE (中興通訊)製のRakuten BIGがLTE (FDD)方式で下り最大400Mbps/上り最大75Mbpsに対応する。

総務省 電波利用ホームページ

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