サウジアラビアのMobily、モバイル向け5Gサービスを開始
- 2020年11月17日
- 海外携帯電話
サウジアラビアの移動体通信事業者(MNO)でMobilyとして展開するEtihad Etisalat Companyは携帯通信用途で第5世代移動通信システム(5G)の提供を開始した。
Etihad Etisalat CompanyはNR方式に準拠した5Gサービスを2019年12月23日に商用化したが、当初は固定通信用途で提供してきた。
2020年10月16日より携帯通信用途で5Gサービスの提供を開始しており、スマートフォンをはじめとした携帯端末でも利用できる。
固定通信用途では24ヶ月契約のポストペイドプランに限定していたが、携帯通信用途ではすべての料金プランで自動的に5Gサービスを有効化したほか、追加料金は発生しない。
第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に準拠した4Gサービスを利用できるSIMカードであれば、SIMカードの変更は不要である。
5Gサービスに対応した携帯端末として複数のスマートフォンを販売しており、米国のApple製のiPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI P40 Pro、HUAWEI P40 Pro+、HUAWEI nova 7、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5G、Samsung Galaxy S20 FE 5G、Samsung Galaxy Note10+ 5G、Samsung Galaxy Note20 5G、Samsung Galaxy Note20 Ultra 5G、Samsung Galaxy Z Fold2 5Gを取り扱う。
Etihad Etisalat Companyの5Gサービスは提供エリアを順次拡大しており、首都でリヤド州のリヤド、メッカ州のジェッダおよびターイフ、東部州のダンマームおよびアル・ホバル、アシール州のハミース・ムシャイトを含めた48都市で利用できる。
NR方式はLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用する。
周波数は5G向けとしてサブ6GHz帯の2.5GHz帯および3.5GHz帯の割当を受けている。
NR Bandは2.5GHz帯がFR1のn41、3.5GHz帯がFR1のn78となるが、まずはn78を優先的に整備を進める方針である。
なお、通信設備はフィンランドのNokiaより調達している。
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