フィリピンのGlobe Telecom、5Gをセブやダバオに拡大
- 2020年11月19日
- 海外携帯電話
フィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるGlobe Telecomは第5世代移動通信システム(5G)の提供エリアを大幅に拡大したと発表した。
Globe Telecomはフィリピンを含めた東南アジアで初めてNR方式を導入した移動体通信事業者で、2019年7月27日よりNR方式に準拠した5Gサービスを提供する。
当初は固定通信用途に限定して提供してきたが、2020年8月6日からは携帯通信用途にも拡大している。
提供エリアは固定通信用途ではマニラ首都圏の数ヶ所と極めて限定的で、携帯通信用途に拡大すると同時に提供エリアも拡大したが、それでもマニラ首都圏の主要都市に限定されていた。
ようやくマニラ首都圏以外にも提供エリアを拡大することになり、2020年11月からセブ市をはじめとしたビサヤ諸島の主要都市やダバオ市をはじめとしたミンダナオ島の主要都市でも5Gサービスの提供を順次開始したという。
ビサヤ諸島およびミンダナオ島の都市でも5Gを整備することで、地方都市にも最新の技術を導入する約束を忠実に守ると説明している。
また、マニラ首都圏の都市では5Gの整備を加速しており、2020年12月末までに5Gネットワークの人口カバー率を80%とする計画である。
5Gサービスを利用する場合はGlobe Telecomが正規に取り扱う5Gに対応したスマートフォンを使用することが推奨されている。
Globe Telecomは5Gに対応したスマートフォンとして中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI Mate 30 Pro 5G、HUAWEI P40、HUAWEI P40 Pro、HUAWEI P40 Pro+、HUAWEI nova 7、HUAWEI nova 7 SE、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のOPPO Find X2 ProおよびOPPO Reno4 Z 5G、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 Ultra 5G、Samsung Galaxy Note20 5G、Samsung Galaxy Note20 Ultra 5G、Samsung Galaxy Z Fold2 5Gを公式に取り扱っている。
5Gに対応したスマートフォンはGlobe Online StoreおよびGlobe Storeを通じて販売を行う。
なお、Globe Telecomは5Gの整備と並行して第4世代移動通信システム(4G)の整備も継続する計画で、複数の周波数を使用して4GのLTE方式を高度化する方針を示している。
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