ルクセンブルクのOrange Luxembourgが5Gサービスを商用化
- 2020年11月26日
- 海外携帯電話
ルクセンブルクの移動体通信事業者(MNO)であるOrange Communications Luxembourgは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2020年11月23日よりNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。
まずは首都・ルクセンブルク市とその周辺が提供エリアとなる。
具体的な提供エリアの拡大に関する計画は公表していないが、徐々に提供エリアを拡大する予定という。
ポストペイドプランが5Gサービスに対応しており、既存の回線は自動的に利用できるようになる。
第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に準拠した4Gサービスを利用できるSIMカードであればSIMカードの交換は不要である。
5Gサービスに対応した端末として複数のスマートフォンを販売しており、米国のApple製のiPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のOPPO Reno4 Pro 5GおよびOPPO Reno4 Z 5G、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5G、Samsung Galaxy S20 FE 5G、Samsung Galaxy Note20 Ultra 5G、Samsung Galaxy Z Fold2 5G、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi 10、Xiaomi Mi 10 Lite、Xiaomi Mi 10T、Xiaomi Mi 10T Proを取り扱う。
ルクセンブルクの政府機関であるルクセンブルク規制院(Luxembourg Regulatory Institute)は2020年7月22日に5G向け周波数の割当を完了し、Orange Communications Luxembourgは700MHz帯の10MHz幅*2および3.5GHz帯の110MHz幅を5G向け周波数として取得した。
5Gの通信方式はNR方式を導入しており、NR Bandは700MHz帯がFR1のn28、3.5GHz帯がFR1のn78となる。
通信設備はフィンランドのNokiaより調達していることが分かっている。
これまでに、ルクセンブルクの移動体通信事業者としてはPOST Telecomが2020年10月16日、Tangoとして展開するProximus Luxembourgが2020年10月23日に5Gを商用化している。
そのため、Orange Communications Luxembourgはルクセンブルクで3番目に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。
なお、Orange Communications Luxembourgはベルギーの移動体通信事業者であるOrange Belgiumの完全子会社である。
Orange Belgiumはフランスの移動体通信事業者であるOrangeの子会社で、Orangeによる持分比率は52.91%となっている。
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