スポンサーリンク

サウジアラビアのstcがFDDとTDDの周波数で5G NRのCAを導入へ



サウジアラビアの移動体通信事業者(MNO)でstcとして展開するSaudi Telecom Companyは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式でFDDとTDDの周波数の間で複数の搬送波を束ねるキャリアアグリゲーション(CA)を導入する計画であることが分かった。

Saudi Telecom CompanyはスウェーデンのEricssonおよび台湾のMediaTek (聯発科技)と協力してFDDとTDDの周波数を束ねたNR方式のCAの試験に成功したという。

試験で使用した周波数および帯域幅はFDDが700MHz帯の20MHz幅*2、TDDが3.5GHz帯の100MHz幅である。

NR Bandは700MHz帯がFR1のn28、3.5GHz帯がFR1のn78となる。

Saudi Telecom CompanyはすでにNR方式に準拠した5Gサービスを商用化しており、当初よりn78を商用で使用している。

n28は商用化していないが、将来的に導入すると考えられる。

700MHz帯は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で使用しており、周波数を動的に共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)を実装してNR方式も運用する。

また、試験はLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で実施したことも公表しており、LTE方式と同時通信を行うE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用して通信している。

LTE方式はFDDの2搬送波で合計40MHz幅*2を使用したと説明しており、2.1GHz帯および1.8GHz帯を使用したことになる。

LTE Bandは2.1GHz帯がBand 1、1.8GHz帯がBand 3、参考までに700MHz帯がBand 28である。

そのため、Saudi Telecom Company、Ericsson、MediaTekが試験したEN-DCの組み合わせはDC_1A-3A_n28A-n78Aと分かる。

Saudi Telecom CompanyはNR方式のCAを商用化する具体的な時期は公表していないが、低い周波数でカバレッジの確保が容易なn28と広い帯域幅で大容量通信を実現できるn78を組み合わせて5Gにおけるカバレッジと大容量通信の両立を図るという。

複数の周波数を使用して効率的に5Gを展開すると表明している。

Saudi Telecom Company

スポンサーリンク

コメントを残す









  • follow us in feedly
  • Recent Entries


  • スポンサーリンク

    Instagram



  • Amazonアソシエイト

  • SNS

  • Calendar

    2023年9月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
  • Archive

  • Select Category

  • LINK