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iPhone 12シリーズの4機種、4G向け周波数の5Gで技適を再通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

米国のApple製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「A2398」「A2402」「A2406」「A2410」が2020年11月10日付けでDSP Researchを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

A2402およびA2406は2020年10月13日付け、A2398およびA2410は2020年10月26日付けで工事設計認証を通過していたため、いずれも工事設計認証の通過は2度目である。

2度目の通過では第2条第11号の30に規定する特定無線設備で周波数を拡張して認証を受けたほか、第2条第11号の34に規定する特定無線設備で新たに認証を受けた。

第2条第11号の30に規定する特定無線設備はTD-5G-NR(Sub6帯)用陸上移動局に該当し、5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式のFR1のTDDとなる。

1度目は3600~4100MHzおよび4500~4900MHzで認証を受けていたが、2度目は3400~4100MHzおよび4500~4900MHzで認証を受けており、3400~3600MHzを追加したことが分かる。

追加した周波数はNTT DOCOMO、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)、SoftBankが割当を受けており、いずれも第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で使用している。

このうち、SoftBankは総務省よりNR方式で使用するための認定を受けている。

第2条第11号の34に規定する特定無線設備はFDD-5G-NR用陸上移動局に該当し、NR方式のFR1のFDDとなる。

周波数は718~748MHzおよび1710~1785MHzで認証を取得した。

718~748MHzはNTT DOCOMO、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone、SoftBankがLTE方式で使用しているが、KDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneとSoftBankが総務省よりNR方式で使用するための認定を受けたことが判明している。

また、1710~1785MHzはNTT DOCOMO、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone、SoftBank、Rakuten Mobile (楽天モバイル)がLTE方式で使用しているが、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが総務省よりNR方式で使用するための認定を受けている。

A2398はiPhone 12 mini、A2402はiPhone 12、A2406はiPhone 12 Pro、A2410はiPhone 12 Pro Maxの型番である。

そのため、iPhone 12シリーズの4機種はLTE方式で使用する周波数でNR方式の認証を受けたことになり、移動体通信事業者(MNO)が対象の周波数でNR方式を導入すればiPhone 12シリーズは対応できることになる。


総務省 電波利用ホームページ

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