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グレープ・ワン、ローカル5Gサービスの商用提供を開始



GRAPE ONEは2020年12月11日よりローカル5Gサービスの商用提供を開始したと発表した。

ミリ波(mmWave)の28GHz帯を使用したローカル5Gサービスをケーブルテレビ事業者に対して商用提供を開始したことを案内している。

ローカル5GサービスはRegional Wireless Japan (地域ワイヤレスジャパン)を通じて提供するという。

2020年12月11日時点でGRAPE ONEがローカル5Gサービスを提供するケーブルテレビ事業者はCable Networks AKITA (秋田ケーブルテレビ)、CableTV、EHIME CATV (愛媛CATV)、Jupiter Telecommunications、Tonami Satellite communications Television (となみ衛星通信テレビ)、ZTVである。

なお、Cable Networks AKITAは秋田県秋田市、CableTVは栃木県栃木市、EHIME CATVは愛媛県松山市、Jupiter Telecommunicationsは東京都千代田区、Tonami Satellite communications Televisionは富山県南砺市、ZTVは三重県津市に本社が所在する。

まずは2019年12月24日に総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が制度化した28GHz帯の28200~28300MHzを使用したローカル5Gを運用している。

総務省は2020年12月18日に周波数を拡張したローカル5Gを制度化する予定で、新たにサブ6GHz帯の利用が可能となるほか、ミリ波では周波数範囲を追加することが決まっている。

具体的にはサブ6GHz帯では4.5GHz帯の4600~4900MHz、ミリ波では28GHz帯の28300~29100MHzもローカル5Gで利用できるようになる。

GRAPE ONEとしては4.5GHz帯を使用したローカル5Gサービスは2021年3月に商用提供を開始できるよう準備を進めているという。

ローカル5Gの無線方式は第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式で、NR Bandは4.5GHz帯がFR1のn79、28GHz帯がFR2のn257である。

n79は世界的には4.5GHz帯と呼称することが多いが、ローカル5Gの周波数範囲に限定する場合は4.7GHz帯と呼称する場合もある。

GRAPE ONEはSumitomo Corporation (住友商事)、Internet Initiative Japan (IIJ)、Cable Networks AKITA、CableTV、EHIME CATV、TAMA CABLE NETWORK (多摩ケーブルネットワーク)、ZTV、Regional Wireless Japanがローカル5Gの推進などを目的として共同で設立した。

ローカル5Gサービスプラットフォーム事業などを主要事業としており、ローカル5Gに対応した基地局や端末の運用、保守、販売なども行う。

GRAPE ONEはローカル5Gの普及を促進し、地域が抱える課題の解決や地域活性化および地方創生に貢献する方針を示している。

GRAPE ONE

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