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au向けGalaxy S21シリーズと思われるSamsung YRMが技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けと思われる韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「YRM」が2020年11月25日付けでTUV Rheinland Japanを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は005-102618。

モバイルネットワークはLTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/ 800(B18)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 3500(B42)/2500(B41/WiMAX 2+) MHzで認証を受けている。

Bluetoothおよび無線LANの周波数でも認証を受けており、無線LANの周波数は2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応している。

YRMは未発表端末のメーカー型番である。

メーカー型番の型番規則や工事設計認証で通過した周波数から、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けで確定と考えられる。

Bluetoothと無線LANに対応するため、スマートフォンまたはタブレットのいずれかで、さらにB42にも対応することから、中高価格帯以上の機種と推測できる。

中高価格帯以上の機種となる見込みであるため、NR方式に対応した第5世代移動通信システム(5G)のスマートフォンとなる可能性が高い。

なお、工事設計認証ではNR方式で認証を受けていないが、メーカー型番ではNR方式で認証を取得しない機種や再認証で取得する機種も多いため、この点はメーカー型番で初めて工事設計認証を取得した段階で考慮する必要はない。

KDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneはauとUQ mobileを展開しているが、5Gに対応したスマートフォンであればau向けとなる。

auのラインナップで発売したGalaxy S20 5G SCG01は2019年10月29日に初めてメーカー型番で工事設計認証を通過した。

Galaxy S20 5G SCG01がメーカー型番で工事設計認証を通過してから約1年のタイミングとなるため、YRMはGalaxy S20シリーズの後継機種と思われる。

Galaxy S20シリーズの後継機種はGalaxy S21シリーズとして発表される見込みである。

総務省 電波利用ホームページ

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