ファーウェイ親会社、Honor Deviceの売却を完了
- 2020年12月22日
- Android関連
中国のHuawei Investment & Holding (華為投資控股)は中国のShenzhen Zhixin New Information Technology (深圳市智信新信息技術)に中国のHonor Device (栄耀終端)の売却を完了したことが分かった。
Honor Deviceの登記情報を参照すると、Honor Deviceの所有者および登記上の本店所在地が変更されたことを確認できた。
所有者と持分比率はHuawei Investment & Holdingの100%からShenzhen Zhixin New Information Technologyの100%に変更されたほか、登記上の本店所在地は中国の広東省深圳市龍崗区から深圳市福田区に変更された。
Honor DeviceはHONORブランドのスマートフォンをはじめとした各種製品の企画、開発、販売などを中心としたHONOR事業を行う事業会社となる。
これまで、HONOR事業はHuawei Investment & Holdingの完全子会社で中国のHuawei Technologies (華為技術)が展開してきたが、Huawei Investment & HoldingおよびShenzhen Zhixin New Information TechnologyはHuawei TechnologiesのHONOR事業をShenzhen Zhixin New Information Technologyが取得することで合意した。
Shenzhen Zhixin New Information TechnologyはHuawei TechnologiesからHONOR事業を承継するHonor Deviceを取得することでHONOR事業を取得するため、Honor Deviceを完全子会社化することになった。
これにより、Honor DeviceとHuawei Investment & Holdingは資本関係を完全に解消したことになる。
なお、Shenzhen Zhixin New Information Technologyは中国のShenzhen Smart City Technology Development (深圳市智慧城市科技発展集団)が設立したことが分かっている。
Shenzhen Smart City Technology Developmentは深圳市人民政府国有資産監督管理委員会が完全所有しているため、Shenzhen Zhixin New Information Technologyの設立は深圳市人民政府が主導したと考えられる。
Honor Deviceは広東省東莞市および江蘇省南京市で支社を設立したほか、Shenzhen Zhixin New Information Technologyは完全子会社として北京市でBeijing Honor Device (北京栄耀終端)、陝西省西安市でXi’an Honor Device (西安栄耀終端)を設立しており、いずれもHONOR事業の主要な拠点として機能する見込みである。
2020年12月以降はHonor Deviceを申請者とした各種製品が認証機関に登場しており、Honor Deviceが運営主体としてスマートフォンを含めた新機種を準備している。
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