ソフトバンク、LINEモバイルの吸収合併に向け検討
- 2020年12月23日
- MVNO, SoftBank-総合
SoftBank Corp.は同社の連結子会社であるLINE MOBILE Corporationに関してSoftBank Corp.による完全子会社化および吸収合併に向けて検討を進めることを決定したと発表した。
これまで、LINE MOBILE Corporationは仮想移動体通信事業者(MVNO)としてLINE MOBILEの携帯通信サービスを提供してきた。
しかし、SoftBank Corp.は一層の利便性の向上を目的にSoftBank on LINEをコンセプトとしたオンライン専用の新たなブランドを導入し、2021年3月より移動体通信事業者(MNO)として新たなブランドの携帯通信サービスの提供を開始することになった。
新たなブランドではLINE Corporationが提供するLINEのプラットフォームを活用することになり、LINEを無制限に利用できるほか、LINEで手続きを実施できる。
LINE MOBILE Corporationの大株主および持株比率はSoftBank Corp.が59.95%、LINE Corporationが40.05%となっている。
また、SoftBank Corp.の連結子会社であるZ Holdingsは2021年3月にLINE Corporationと経営統合する予定である。
Z HoldingsとLINE Corporationの経営統合を受けて、SoftBank Corp.はLINE Corporationと協議して新たなブランドを導入することになるが、その一環でSoftBank Corp.はLINE MOBILE Corporationを完全子会社および吸収合併する方向で検討を進める。
より具体的にはSoftBank Corp.がLINE MOBILE Corporationを完全子会社化し、SoftBank Corp.を存続会社、LINE MOBILE Corporationを消滅会社とする吸収合併を行う方向で検討を進めることが公表されている。
すでにSoftBank Corp.とLINE CorporationはLINE MOBILE Corporationの吸収合併に関する協議を定めた法的拘束力を持たない基本合意書を締結しているという。
SoftBank Corp.とLINE Corporationで協議を実施し、LINE MOBILE Corporationの吸収合併に関する決議が完了次第、速やかに案内する予定である。
近年は様々な場面でオンライン化が進展しているが、SoftBank Corp.としてはオンライン化の需要がさらに高まる中で、多様化する顧客の需要に応える方針を示している。
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